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米国版タマちゃんが出現 野生アザラシに地元は大盛り上がり 最後は自ら警察へ
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帰りたくなったのか地元警察に“出頭”したシューベルトくん
ところが、そんなセレブライフに疲れたのでしょうか。シューベルトくんは現地時間23日未明に池を抜け出し、ヨチヨチ歩きでオフィス街にある駐車場の横断を試みました。そして、たどり着いた先は何と地元ビバリー警察署の裏口だったそうです。同署は保護前から公式フェイスブックで、シューベルトくんを真ん中にあしらったアイコンを公開し、「シューベルトが帰りたいなら応援する」と支援を表明していました。
同署のマイケル・ブッチ氏は、シューベルトくんが“出頭”しようと、「そっちに向かっている!」とカニンガム・センターの警備係から連絡があったことを明かしています。
動物保護団体の職員や消防隊が出動し、シューベルトくんを無事保護。自然に戻す前に健康状態のチェックや治療のためにコネチカット州のミスティック水族館に一時収容されることに。
保護のために警察署まで駆けつけたというミスティック水族館副館長のサラ・カランさんは「彼はプールで居眠りして休んでます。午後にはランチも食べました」と近況報告するなど、シューベルトくんは元気な様子です。
驚きの結末に地元民も大盛り上がり 映画化や絵本化を望む声も
地元では早くも寂しい空気が流れています。シューベルトくんを保護したビバリー警察署は、「BPD(同署)に信頼を寄せてくれたシューベルトくん、ありがとう。そして、我々の友人たちは心から寂しがっているよ。この1週間、我々の町に大きな楽しみと喜びをもたらしてくれました。いつでも戻ってきてくださいね」と人気者に粋なメッセージを送っています。
投稿には、「素晴らしい物語と1頭の特別なアザラシの、何て素敵でクレイジーな結末。BPD、シューベルトの安全を見守ってくれてありがとう」「壮大な一週間の素晴らしい締めくくり。ありがとうありがとう、ビバリー警察署」「バイバイ、シューベルト! 寂しくなるけど、きっとまたどこかで会えるよ! 絵本の表紙や映画のスクリーンでもね!」など、700件を超える温かなコメントが寄せられています。
(Hint-Pot編集部)