どうぶつ
眠ると“溶ける”パグ 今は亡き姿に4万人が笑顔 元保護犬2匹がくれた愛の日々
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ずんぐりとした体形にシワシワの皮膚が特徴的なパグ。大きな瞳とくしゃっとした顔がチャーミングですよね。今回ご紹介するのは、体も“くしゃっと感”いっぱいの一匹。まるで体が半分溶けてしまったかのような姿が、ツイッター上で約4.4万件の“いいね”を集めています。今は虹の橋を渡ってしまった愛犬について、お迎えした経緯や思い出を飼い主さんに伺いました。
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保護施設から迎え入れられた、ちいちゃんともこちゃん
先日ツイッター上で話題を呼んだのは、パグの女の子「ちい」ちゃんがペロンと舌を出したまま熟睡している姿です。今年4月27日に16歳で虹の橋を渡りましたが、飼い主さんは思い出の写真をツイッターで公開し続けています。
ちいちゃんは熟睡すると、いつも顔がぺしゃんこにつぶれていたそう。今回話題を呼んだ写真も、眠りが深くなるにつれてどんどん“つぶれていく”姿です。飼い主さんがその1枚に「おやすみなさいzzz」とのメッセージを添えてツイッターに投稿すると、約4.4万件もの“いいね”が集まりました。
リプライ(返信)には「溶けてる、かわいい」「ペロをつんつんしたい」「そのまま持ち帰りたいです」「癒やされます、かわいい」の声や、「たれぱんだが実在したんですね……」「寝たらとろけるチーズ、起きたらふんわり綿飴。形状記憶パグ、ちいちい」と、さまざまな言葉で表現する声が寄せられました。
保護犬を迎えることにこだわりはなかったけれど…運命の出会い
飼い主さんのおうちでは以前、同じパグの女の子「もこ」ちゃんも暮らしていました。お名前の由来はもこもこの感触です。
「ちいともこに血のつながりはありません。もこを最初にお迎えして、2年ほど後にちいをお迎えしました。最初、保護犬を迎えたいというこだわりはなかったのですが、インターネットでいろいろと検索をしていたら保護団体にパグがいることを知り、飼うならそういった事情のある子をお迎えした方がいいなと思ったんです」
もこちゃんがいたのは大阪の保護団体。飼い主さんは初めて会った瞬間を今でも忘れられないそうです。
「8匹くらいのパグがサークルでウロウロしている中、もこはこっちを向いてお座りをしていました。その時に目が合ったことが忘れられません。抱っこなど触れることはしなかったのですが、特に愛嬌を振りまくこともなく『誰かいるなあ』という感じで座っていました」
運命的な出会いから2年後、ちいちゃんも同じ保護団体からお迎えしました。お名前の由来は顔も頭も小さかったこと。
「いろんな子がたくさん元気に走り回っている中、ちいは目が見えないこともあって、探りながら歩いたり隅っこで寝たり、私の足元に来たりしていました。『抜け毛がすごくてストレスを感じているのかな。落ち着いた場所が欲しいだろうな』と感じました」