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プレゼントした靴はどこに? 真相を明かした彼との「ずれ」に泣いた女性の結末

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

SNSを機に発覚した驚きのプレゼントの行方 そして彼も…

 誕生日当日、ドキドキしながらプレゼントを渡すと、彼はとても喜んでくれたそうです。しかし、彼が誕生日を迎えてから3か月が経っても、一度も早穂子さんがプレゼントしたスニーカーを履いてくれることはありませんでした。

「なんでスニーカーを履いてくれないの? と聞いてみたのですが、彼は言葉を濁すばかり。しかし、彼がSNSに載せていた写真から真相が発覚したんです」

 ある日、何気なく彼のSNSを見ていたという早穂子さん。そこには彼が月1回ほど集まっているフットサルチームの集合写真が投稿されていました。楽しそうに仲間達と肩を組む彼。その横にはあの限定スニーカーを履いている人がいたのだそうです。

 すごい偶然だと思いつつも、早穂子さんはきっと仲の良い友人が同じものを履いているから、履きにくくなってしまったのかもしれないと思い、次に会ったときに彼に聞いてみることにしました。

 早穂子さんはSNSに掲載された写真を指さしながら、「これって……」と話し始めると、彼の顔色はみるみると変わり、おかしな様子に。すると彼は突然「ごめん!」と頭下げ、なぜスニーカーを履かなかったのか話始めました。

「元々、彼の友人がその限定スニーカーをとても欲しがっていたそうで、私がスニーカーを渡したときに金欠だった彼は、友人に売ってしまったのだそうです。買ってしまう友人も発売されたばかりの限定スニーカーをすぐに譲ってくれるなんて変だと思わなかったのかな……。まぁ彼女からのプレゼントをいくら金欠だからって売ってしまう彼も彼ですけど……」

 結局、それを機にギクシャクとしてしまったふたり。それでも、早穂子さんは彼を許し、交際を続けていたそうなのですが、ふたりに別れが訪れるのはそう遠い未来ではなかったのです。

「彼が地方に転勤になったことがきっかけでした。一緒に連れてってくれることを期待していたんですけどね……。連れて行くのも、遠距離も無理だって言われてしまってふられちゃいました」

「誕生日プレゼントを選ぶ前、母が言っていたことが本当にそうなったので、少し怖くなりました。あのとき靴じゃないものを選んでいれば……とも思いましたね」

 もちろんジンクスを信じるも信じないも人それぞれ。いっそ靴のせいにしてしまいたいけど、靴には何の罪もありません。靴と同じで人も合う合わないがあるし、気持ちや価値観に「ずれ」があったことは否めないと早穂子さんは言います。

 そんな早穂子さんのかかとは靴ずれをしていたのか、絆創膏が貼られていました。彼氏だけでなく、靴も自分に合ったものを選んで欲しいと願うばかりです。

(Hint-Pot編集部)