どうぶつ
元ジャパンカップ優勝馬・ローズキングダムの今 「趣味はとにかく草を食むこと」
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華麗なる“バラ一族” 2010年秋のジャパンカップも制覇
ローズキングダムといえば、一族悲願のJRA・G1を勝った実績があります。馬名にも付いている通り、「バラ一族」と称される血統です。
曽祖母のローザネイがフランスから輸入され、祖母ロゼカラー、母ローズバドと継がれてきました。母はG1で2着が3回。あと一歩だったのです。息子のキングダムが、2009年12月のG1朝日杯フューチュリティステークスを勝ち、バラ一族の悲願が達成されました。
キングダムは3歳の2010年秋にジャパンカップも制覇。由緒あるぼっちゃんは、現役時代の実績も十分なのです。岩崎さんは「人気はあります。会いに来る人も多いです」と話してくれました。
現役引退後は種牡馬として生活していましたが、怪我もあり2018年いっぱいで引退し、現在の生活を送っています。
「元々はフラフラだったので、こうやって放牧できることがすごい」
種牡馬を引退するほどの怪我で、日常生活への影響も懸念されました。現在はほぼ問題なく過ごせているそうです。
同じ牧場では、2002年のダービー馬タニノギムレット(23歳)も過ごしています。馬房も斜め向かいだそう。「暴れん坊のギムレットですが、2頭で仲良く草を食べています」と目を細めます。
今は朝6時か7時に放牧地へ向かって、集牧は午後4時頃という規則正しい生活。キングダムは15歳。まだまだこれからです。同ファームを引っ張る一頭として、今後の様子にも注目です。
(Hint-Pot編集部)