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サツマイモは焼き・蒸しでカロリーが違う? 1日の適量は? 栄養士が解説
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教えてくれた人:和漢 歩実
10月13日はサツマイモの日。「十三里」との別名にちなみ、旬となる10月の13日を、埼玉県の「川越いも友の会」が記念日に制定したそうです。サツマイモといえば、ほっくりと優しい甘みが特徴で、まさに「食欲の秋」を代表する野菜。蒸したり焼いたりして食べる機会が多いと思いますが、栄養面で違いはあるのでしょうか? 栄養士の和漢歩実さんにお話を伺いました。
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イモ類の中で唯一甘みを持つ サツマイモの主な栄養とは
サツマイモの代表的な栄養成分は、糖質(でんぷん)と食物繊維です。食物繊維は不溶性、水溶性とバランス良く含み、腸内環境を整えます。食物繊維は、血糖値の上昇をゆるやかにする他、脂質異常症や高血圧症などの生活習慣病予防にも役立つといわれています。
さらにサツマイモの主成分は、ブドウ糖が数万から数百万分子が結合しているでんぷん。消化や吸収に時間がかかるため、血糖値のゆるやかな上昇が期待されています。サツマイモを切ると断面から乳液状の白い液体が出てきますが、これは「ヤラピン」と呼ばれるものです。サツマイモ独特の成分で、腸を刺激し便通を整える作用があります。
体内の余分なナトリウムを排出するカリウムも含まれています。ビタミンCも豊富で、熱に強く壊れにくいのが特徴です。
イモ類の中で唯一、「甘み」を持つのがサツマイモ。アミラーゼを多く含み、65度くらいの温度でじっくりと加熱すると、その間に糖化が進み、甘みが増すでしょう。