料理・グルメ

サツマイモを食べるとおならが出る理由とは 甘さの秘訣は加熱にあり 選び方のコツも

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:和漢 歩実

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これからがおいしいサツマイモ(写真はイメージ)【写真:写真AC】
これからがおいしいサツマイモ(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 10月13日は「サツマイモの日」です。旬の10月とサツマイモの別名「十三里」から、1987年に埼玉県の「川越いも友の会」が制定したそう。この記念日にちなみ、サツマイモについて栄養士の和漢歩実さんに話を伺いました。

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原産地は中南米 日本に伝わったのは1600年頃

 サツマイモはメキシコや南米ペルーを中心とする熱帯地域が原産地と言われ、紀元前800~1000年頃にはすでに中央アンデス地方で栽培されていました。ペルーの遺跡からは、サツマイモの形をした土器、乾燥したサツマイモの根や葉、花などが描かれた布などが発見されています。

 15世紀の終わりにコロンブスが米国から持ち帰ったのをきっかけに、気候が暖かいアフリカやインド、東南アジアなどに広まったと言われています。その後、中国に伝わったようです。

 日本には1600年頃に中国から琉球(沖縄県)に伝わったのが最初と考えられています。サツマイモの名の由来は、薩摩(鹿児島県)にやってきたこと。その他には「リュウキュウイモ」や、中国から来たことから「カライモ」、「カンショ」とも呼ばれます。

「十三里」と呼ばれる由来とは

焼き芋は十三里と呼ばれていた(写真はイメージ)【写真:写真AC】
焼き芋は十三里と呼ばれていた(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 江戸時代中期、サツマイモを“飢餓の際に備える作物”として全国的に広めたのは、蘭学者の青木昆陽です。1730年代には栽培に成功して、関東でも広く普及しました。庶民からは別名で「八里半(はちりはん)」と呼ばれたことも。「おいしいけれど、栗(九里)にはわずかに及ばない」という意味です。

 そんな中、川越市のサツマイモはおいしいと評判で、江戸では「十三里」と呼ばれました。「里」は尺貫法での単位で、換算すると約52キロメートル。これが江戸から川越までの距離にあたることが「十三里」の由来だといいます。さらに売り歩く際は「栗(九里)より(四里)うまい、十三里(9+4=13)」と言っていたそうです。何とも洒落たキャッチコピーですね。