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サツマイモは焼き・蒸しでカロリーが違う? 1日の適量は? 栄養士が解説

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:和漢 歩実

焼くとカロリーが増える? 調理で変わる「からくり」とは

サツマイモの栄養価とは(写真はイメージ)【写真:写真AC】
サツマイモの栄養価とは(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 サツマイモをシンプルに自宅で味わう場合、蒸し(ふかし)たり、焼いたりして食べることが多いと思います。日本食品標準成分表2020年版(八訂)には、可食部100グラムあたりのサツマイモの栄養価について「生」の他、調理法「蒸し」「焼き」も掲載されています。皮なしで比較してみましょう。

○エネルギー
生:126キロカロリー
蒸し:131キロカロリー
焼き:151キロカロリー

○糖質
生:30.9グラム
蒸し:32.6グラム
焼き:36.7グラム

 上記より、サツマイモは調理すると、一見カロリーや糖質が増えたように受け取られがちですが、これは加熱による水分蒸発量が関係しています。生のサツマイモ100グラムを加熱すると、水分が蒸発して減るため100グラムより軽くなります。

 しかし、上記の数字は蒸したり焼いたりした加熱後の可食部100グラムあたりの数値になります。したがって焼いたからといって、サツマイモのカロリー自体が変化したわけではありません。

ダイエットに向く? 食べすぎには注意を

蒸したサツマイモ(写真はイメージ)【写真:写真AC】
蒸したサツマイモ(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 1日の適量としては、サツマイモに限らずイモ類は100グラムといわれています。一般的にサツマイモ1本の重量は200~300グラム程度。食べすぎには注意したいところです。

 満腹感を得やすいので、適量をおやつにしても良いでしょう。近年「サツマイモ ダイエット」という言葉を聞くことがありますが、減量したい時にサツマイモが向くかというと、向かないと思います。

 サツマイモの主成分は糖質(でんぷん)です。エネルギー源である糖質の摂りすぎは、肥満や糖尿病などのリスクがあります。また食物繊維の摂りすぎは下痢を起こしたり、カルシウムや鉄などのミネラルの吸収を妨げたりします。適量を楽しみましょう。

(Hint-Pot編集部)

和漢 歩実(わかん・ゆみ)

栄養士、家庭科教諭、栄養薬膳士。公立高校の教諭として27年間、教壇に立つ。現在はフリーの立場で講師として食品学などを教える。現代栄養と古来の薬膳の知恵を取り入れた健やかな食生活を提唱。食を通して笑顔になる人を増やす活動に力を注いでいる。
ブログ:和漢歩実のおいしい栄養塾