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がんの治療研究を誰でも応援できる! がん(Cancer)から“C”を消す「deleteC」活動とは
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「Cancer(がん)」の頭文字である“C”を消す……がんを治せる病気にし、がんで苦しむ人がいない未来を手に入れたいという願いから生まれた活動が「deleteC」です。さまざまな企業の後押しを受けて活動の輪は拡大。2022年9月に実施された「#deleteC大作戦」では、1000万円を超える寄付が集まりました。活動の詳細や込めている思いなどについて、NPO法人「deleteC」の理事で広報も務める山口恵子さんにお話を伺いました。
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がん治療研究の応援につながる仕組み作りを
2人に1人ががんに罹患するといわれています。がんは遠いものではなく、とても身近なもの。NPO法人「deleteC」は「CSA(カジュアルソーシャルアクション)」という言葉を掲げ、普段の暮らしの中での気軽なアクションが、がん治療研究の応援につながる仕組み作りをしています。
「がんを治せる未来」を手繰り寄せるのは、容易なことではありません。みんなの力でがん治療研究という希望の種を応援できる土壌を育て、寄付と啓発でがん治療研究を応援し続けることが必要だと思います。
1億円の寄付を目指すことももちろん大切ですが、1億人が参加できる仕掛けを「deleteC」が生み出し、1人でも多くの方に届けていくことで、未来の景色が変わっていくのではないかと信じています。
購入金額の一部をがん治療研究に寄付する仕組み
「deleteC」とは「Cancer(がん)」の頭文字である“C”を“消す”という意味です。そこには「がんを治せる病気にしたい」という強い思いを込めました。
具体的には、プロジェクトに参加する企業や団体、自治体、個人が、自身のブランドロゴや商品、サービス名などから“C”の文字を消したり、「deleteC」のロゴやコンセプトカラーを使ったりしたオリジナル商品やサービスを制作します。
それらの購入金額の一部が「deleteC」に送られ、医師や研究者が推進するがん治療研究に寄付されるという仕組みです。どの治療研究に寄付されるかは、厳格な基準を持つ選考委員会により決定されます。
また、毎年9月には「#deleteC大作戦」を実施。一般の方に“C”の文字を消した画像のSNS投稿や拡散を通じて応援していただくことで、がん治療研究への寄付につなげています。