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どうぶつ

女の子2匹のはずが…ドイツで猫と暮らし始めた日本人記者 命名時に衝撃の事実判明

公開日:  /  更新日:

著者:島崎 英純

“ドイツ猫飼い”のエキスパートによって衝撃の事実が判明

 ふう、ようやく“彼女たち”の名前が決定です。その後、できるだけ頻繁に声かけして名前を認識してもらえるようにしていたら、ごはんの時間などにそれぞれ明確に反応してくれるようになりました。ふむふむ、君たち、なかなか素直でありますなぁ。

 この子たちにはできるだけ多くの方々とふれあってもらって、みんなから愛される存在になってほしい。猫関連のサイトなどを閲覧していると、猫たちを人馴れさせるためには、できるだけ幼少の頃に多くの人々と接した方が良いと記されていました。

 では積極的に、こちらのドイツの知り合いに我が愛猫を紹介しましょう! そこでまずは第1弾、妙齢の友人女性を自宅へ招いて我が猫様たちと引き合わせしましょうか。ちなみにその友人女性は、すでに成猫様と長く生活をともにしている“ドイツ猫飼い”のエキスパートです。

友人女性「いやーん、2人ともかわいい~。フムフム、サツキは可憐なクールビューティね。普段はつれなく感じるけど、本当は感情豊かで、常に身近な人に寄り添ってくれるんじゃないかしら?」

 おお、僕もサツキにはそんな感情を抱いています。今のところは僕に対しても警戒心を抱いていて、彼女に手を差し伸べた瞬間にサッと逃げてしまうのですが、それでも時折僕の方を見つめながら、ゆっくり瞬きしてくつろいでいることがあります。ツンデレ系のサツキ、早くその関係性を深めたい!

友人女性「ココロは、いきなりベッタリね。初対面なのに体を密着させちゃって、究極の甘えん坊タイプ! どれどれ(体を裏返して股間を覗き見て)。はいはい、ココロちゃんは間違いなく男の子ね。ほら、ここを見て」

 えっ? ココロは男の子だったの?

 この連載を読んでくださっている方は薄々気づいていたでしょうが、ココロ、正真正銘のオス猫でした……。そしてこの後、ココロとサツキの振る舞いは劇的に変化していきます。

(島崎 英純)

島崎 英純(しまざき・ひでずみ)

1970年生まれ。2001年7月から2006年7月までサッカー専門誌「週刊サッカーダイジェスト」(日本スポーツ企画出版社刊)編集部に勤務し、Jリーグ「浦和レッドダイヤモンズ」を5年間担当。2006年8月にフリーライターとして独立。2018年3月からはドイツに拠点を移してヨーロッパのサッカーシーンを中心に取材活動を展開。子どもの頃は家庭で動物とふれあう環境がなかったが、三十路を越えた時期に突如1匹の猫と出会って大の動物好きに。ちなみに犬も大好きで、ドイツの公共交通機関やカフェ、レストランで犬とともに行動する方々の姿を見て感銘を受け、犬との共生も夢見ている。