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ドイツで猫を迎えるなら「5月の農家」 その理由に納得!? 日本人男性が運命の出会い

公開日:  /  更新日:

著者:島崎 英純

大きなキャリーケースの中で寄り添う子猫たち。みんな、とても愛らしいです【写真:島崎英純】
大きなキャリーケースの中で寄り添う子猫たち。みんな、とても愛らしいです【写真:島崎英純】

 日本では近年、保護猫をお迎えする人が増えています。では、海外ではどうなのでしょうか? 2018年からドイツを拠点にサッカーライターとして活動する島崎英純さん。大の猫好きでもあることから、この連載では猫との暮らしを実現するまでのプロセスを一つひとつ綴っています。約1か月半前までお伝えしてきたのは、お迎えするまでの準備編。そして、ついにお迎えの瞬間がやってきました。今回は、新たにお迎えすることになった2匹の子猫との“運命の出会い”についてです。

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情報収集の末に希望とバッチリ適合する譲渡主を発見!

 本連載、前回から少し間隔が空いてしまいました。実はそれには理由がありまして、これまで連々と綴ってきたドイツで猫と共生する生活に劇的な進展があったからです。

 これまではドイツで猫と暮らすための住環境整備に加え、動物保護施設の「ティアハイム」、そして各種ブリーダーさんや一般家庭からの譲渡など、どこから猫をお迎えするかなどについての考察を記してきました。そんな中、連日インターネットを徘徊して猫を譲渡してくださる方の情報を収集していたところ、僕の希望にバッチリ適合する譲渡主を見つけたので、行動に移った次第です。

 以前の本連載でも記した通り、ドイツでは「5月の農家が猫様譲渡のチャンス!」という“格言”があります。農家ではハト、スズメ、ネズミなどから農作物を守る目的で猫を飼っているケースが多く、その猫たちが総じて5月に出産を迎えるのだそうです。

 僕の希望する譲渡主はまさに農家を営んでいる方で、事前情報によると誕生から12週目を過ぎた6匹の猫たちの迎え入れ先を探しているとのことでした。僕がこの情報に触れたのは7月下旬でしたので、まさに農家で5月に誕生した子猫たち! あの“格言”は真理を突いていたわけです。