柴犬の被毛は硬めの上毛とやわらかい下毛から成るダブルコート。冬場は保温のため下毛が増えますが、それでも寒がりな子もいるようです。ストーブ前の暖かいスポットを陣取るために“譲ってアピール”をする黒柴の女の子。控えめでかわいいアピールに負けて譲ってしまったという飼い主さんに、詳しいお話を伺いました。

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遠慮がちながらも大胆な「どいてください」アピール

「飼い主を移動させてまでストーブ前を確保したい犬」というメッセージとともにツイッターで公開された動画。映っているのは黒柴の女の子で7歳の「あずき」ちゃんです。同居する元保護犬の女の子「花」ちゃんは、以前に「普通に触らせてもらえるまで37秒かかるイッヌ」という動画で話題になりました。

　寒い地域に住む飼い主さんのお宅では、早くも電気ストーブが活躍しています。今回話題になった動画が撮影された日も、飼い主さんはストーブをつけてその前に寝転がりました。すると、自分のベッドで寝ていたあずきちゃんがムクッと起き上がり、近づいてきたそうです。

　そして飼い主さんの足に前足でちょいちょいと触れ、控えめながらも大胆な譲ってアピール。その姿からは「ねえねえ、ちょっと……」という声が聞こえてきそうです。了承した飼い主さんが足を引くと、ストーブ前の暖かい場所を確保。そしてストンと腰を下ろしてからあくびをすると、ごろりと寝る姿勢になりました。

　この様子を収めた動画がツイッターで公開されると、1.1万件もの“いいね”を集めました。リプライ（返信）には「どいてくださいのちょいちょい（笑）」「遠慮がちにちょいちょいするところがかわいいですね」などの声が。

　また、「あずきちゃん恒例のストーブの前の場所取り!!」「今年もこの季節がやって参りました……」「うちの家では暖かいものはすべていぬねこのものとなり、人間は決して真ん前で暖を取ることができませんでした（笑）」など、あずきちゃんの仕草で季節を感じた人たちからの声もありました。