どうぶつ
白髪まですべてがかわいい 15歳シニアねこの飼い主が考える愛猫の老いとの向き合い方
公開日: / 更新日:
人間に老いがあるように、ねこにも老化現象が起こります。寝ている時間が増えたり、動きが鈍くなったり、そんな変化の一つひとつがとても愛おしく、いつまでも長生きしてほしいですよね。今回ご紹介するのは、白髪まで「すべてがかわいい」と語るだいず(@D_isoflavone)さんの愛猫「ヨーコ」ちゃん。元保護ねこのヨーコちゃんとの出会いから、愛猫に起こるさまざまな変化との付き合い方まで、詳しいお話を伺いました。
◇ ◇ ◇
野良ねこから生まれたヨーコちゃん 運命のめぐり合わせでお迎えへ
「Hint-Pot」のねこ専用ツイッターアカウント、にゃんこぽっと(@Nyanko_Pot)で開催したフォトコンテスト「#我が猫ビジュアル自慢」。入賞したのは、美しい黒毛の間からちらちらと白髪が見えてきた、愛らしい女の子の黒ねこヨーコちゃんです。
ヨーコちゃんは15年前、野良ねこのお母さんから誕生しました。しかし、置いて行かれてしまったのか、はぐれてしまったのかひとりぼっちに。そんなところを保護されましたが、保護主さんはお子さんがアレルギーのため飼うことができなかったそうです。
保護主さんはお迎えしたい気持ちでいっぱいでしたが、泣く泣く保護団体を通して里親を募集することに。こうしてめぐり合ったのがだいずさんご家族でした。だいずさんはヨーコちゃんと出会った日のことを昨日のことのように覚えています。
「まずは保護当時の写真でお見合いをしました。それがそれほどかわいくなかったので(笑)、『この子にしよう』と夫婦で合意したんです。その後、保護団体の方が直接自宅に連れてきてくださいました。当時、生後3か月弱だったと思いますが、物怖じする様子もなく、私たちがあれこれと話をしているうちに香箱座りで眠ってしまいました。『度胸のある子だなぁ』と思いました」
そのまま正式譲渡となり、ヨーコちゃんはだいずさんご夫婦の愛情を一身に受け、すくすくと成長していきました。そして、6歳の頃には弟分のグレーねこ「ぎん坊」くんをお迎え。最近ではあまり見なくなりましたが、当時は2匹がくっついて寝るなど、ヨーコちゃんは立派なお姉さんぶりを発揮していたようです。