どうぶつ
白髪まですべてがかわいい 15歳シニアねこの飼い主が考える愛猫の老いとの向き合い方
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7歳頃から白髪が 表情にも変化が見えるように
そして、さらに月日は経ち、現在15歳になったヨーコちゃん。黒々と輝いていた被毛にも、白髪が混じるようになってきました。だいずさんは、そんな「白髪さえもかわいい」と語ります。
「白髪が見え始めたのは、確か7歳頃からかなぁと。最初は背中だったと思います。そのうち胸、腕、口周り……とどんどん、どんどん増えていきました。同時に、目の上の毛も“剃り”を入れたように薄くなっていきました。黒ねこだからなおさら目立つ気がします」
年を経て変化したのは、毛質だけではありません。顔つきも以前に比べ柔和になっていきました。
「写真に写る時の目つきはクリクリまん丸から半目がちになりました。人間の眼瞼下垂と同じかしらと思いました(笑)。シニア期に入った頃、ふっくら体型だったこともあり、いかにも『おばちゃん』って感じだったのですが、その後徐々にダイエットをし、老化と重なって顔周りが少しすっきりに。その効果もあって、逆にあどけない表情をするようになりました」
「もっとずっと生きてくれないと!」 大きな愛で包み込む飼い主さん
もちろん見た目だけでなく、性格も年齢に合わせて変わっていっているそう。だいずさんに愛されることをまっすぐに求め、喜びを素直に表現するようになりました。
また、ぎん坊くんとの関係性も常に変化を続けています。元々、ちょっと自分勝手なところがあるというぎん坊くん。最近はヨーコちゃんに関節痛の症状があり、ぎん坊くんが乱暴に近づいてくるのを回避するため、距離を取るようになっているのだとか。ぎん坊くんはお姉ちゃんにくっつきたがるため、片思い状態になっているそうです。
ねこの老化現象はビジュアルだけでなく、さまざまなところに現れることが分かります。最後に、ヨーコちゃんたちの長生きの秘訣をだいずさんにお聞きしました。
「秘訣を語れるほど、まだ長生きしてくれていないと思っています。まだまだ足りません。もっとずっと生きてくれないと! 先代のねこは22歳まで生きてくれましたから。一つ思うのは、長生きするかはその子が持って生まれた素質がかなり大きいと思っています」
愛猫の老化現象ごとすべてを大きな愛で包み込むだいずさんご夫婦。これからも幸せいっぱいの日々が続きますように。
(Hint-Pot編集部)