人間にとってはとても便利なロボット掃除機。登場から進化を続け、今では自動で充電台まで戻る機種が当たり前になりました。でもこの“充電”、いぬにとっては理解が難しい状況のようです。充電中のロボット掃除機を心配する柴犬。子いぬの頃から一緒に遊んでいた“友達”が動かなくなり、悲しんでいる姿が話題を呼んでいます。動画を投稿した柴犬専門犬舎・武蔵照陽荘（東京都府中市）の担当者さんにお話を伺いました。

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“友達”のような存在!?　子いぬの頃から掃除機に興味津々のすみくん

　掃除を終えて充電スポットに戻っていく白色のロボット掃除機。そばにはその動きをずっと目で追う1匹の柴犬がいます。3歳の男の子「すみ」くんです。

　すみくんは、担当者さんと一緒に暮らしている「栗（りつ）」ちゃんの息子。栗ちゃんは3回の出産を経験したママで、以前は6月に出産した子いぬ軍団のために作られた“壁”に喜ぶ様子でも話題を呼びました。子いぬ軍団も激しい「遊んで」攻撃で多くの人を胸キュンさせています。

　今回話題を呼んだのは、すみくんと“お友達”の様子を収めた動画です。すみくんが見守る中、ゆっくりと充電台に進むロボット掃除機。充電台に到着して「ピッ」という電子音が鳴ると、すみくんは突然動かなくなった掃除機に驚いた様子です。

「この子どうしたの？」といった顔でカメラを一瞬見ると、「クンクーン」と鳴きながら掃除機に鼻をすり寄せます。「ねえねえ、どうしたの？　元気ないの？」と前足でつついてみたりしますが、ロボット掃除機は微動だにせず。そして最後、すみくんは「クンクンクーン」と悲しそうな鳴き声を響かせたのでした。

　担当者さんはこの動画に「“友達”が動かなくなってしまって心配するいぬ」とのメッセージを添えてツイッターに投稿。すると、7.2万件もの“いいね”が集まりました。

　リプライ（返信）には、「かわいい本当に心配してる」「かわいすぎて涙出てきた」「優しい子で泣いた」「え！　ちょっとちょっとってめちゃくちゃ焦ってる姿がかわいくてたまりません」「いぬの方が先にロボットと“友達”になってたか」「生命と機械の友情」「かわいくて尊い」など優しさあふれるすみくんに愛おしさを感じる人が続出しています。