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料理の幅が広がる! 入れて炊くだけ 鍋の素で作る簡単炊き込みごはんレシピ2選

公開日:  /  更新日:

著者:和栗 恵

寒くなるといろいろ購入したくなる鍋の素で炊き込みごはん(写真はイメージ)【写真:写真AC】
寒くなるといろいろ購入したくなる鍋の素で炊き込みごはん(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 冬になると、寄せ鍋やキムチ鍋、鶏だし系など、さまざまな鍋の素をストックしている方も多いでしょう。入れて煮込むだけでおいしい鍋料理が出来上がる鍋の素ですが、実は他の料理にアレンジすることができます。エバラ食品株式会社で製品開発とレシピ開発を担当している菊岡裕子さんは、炊き込みごはんをおすすめ。管理栄養士の資格も持つ菊岡さんに、おかわり間違いなしのレシピを2品教えていただきました。

 ◇ ◇ ◇

入れて炊くだけで味が決まる!

 市販されている鍋の素には、鶏ガラだしや魚介系エキスなど、うま味を出す調味料がしっかり含まれています。そのおかげで、だしを取る手間をかけることなく、いつもおいしいお鍋を楽しむことができるのです。

「黄金の味」や「プチッと鍋」などでおなじみのエバラ食品。同社でさまざまなレシピを開発している菊岡さんは、「鍋の素は万能調味料」と力説します。

「鍋の素は、お鍋だけに使うのがもったいない万能調味料です。うま味がギュッと詰まっているため、野菜炒めや焼きそばなどの炒め物や煮物、茶碗蒸しなどさまざまな料理にアレンジできます。中でもおすすめは、炊き込みごはん。鍋の素に含まれているうま味をお米がしっかりと吸い込み、ふっくらおいしく炊き上がりますよ」

冬が旬のカキたっぷりの“ごちそうごはん”を満喫

 生でも加熱してもおいしい冬の味覚といえばカキ。「海のミルク」とも呼ばれ、栄養豊富で滋養強壮効果に優れています。また低カロリーで脂質も少なく、良質なタンパク質が豊富なのも大きな魅力。その他にも、タウリンやビタミンBなど、水溶性栄養を多く含んでいます。

 そうしたカキの栄養素を余すことなくいただくには、炊き込みごはんが最適。シーズンが終わってしまう前にたっぷり食べて、冬場の健康維持に生かしましょう。

ぷっくりとしたカキが食欲をそそること間違いなし【写真提供:エバラ食品】
ぷっくりとしたカキが食欲をそそること間違いなし【写真提供:エバラ食品】

○カキの炊き込みごはん

【材料】(4~5人分)
米         3合
水         適量(炊飯器の目盛りに合わせる)
カキ(むき身)   180g
ショウガ(千切り) 1かけ分
寄せ鍋の素     適量
水菜        適宜

【作り方】
1. 米は洗ってザルに上げておく
2. カキは塩水でよく洗い、汚れを落とす
3. 炊飯器に1と寄せ鍋の素を入れ、3合分の目盛りまで水を加え、ひと混ぜする
4. 3にカキとショウガを入れ、炊飯器で炊き上げる(通常の炊飯モードでOK)
5. 刻んだ水菜を添える

 炊飯時にしっかり火が通るので、カキは生食用でも加熱用でもOK。シメジやエノキ、エリンギといった家計にも優しいキノコ類を加えたり、炊き上がったところに刻みネギを加えたりしてもおいしくいただけます。