どうぶつ
黒ねこの“おし活” 賢い行動に1.7万人胸キュン「いい仕事してる」
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何かをくわえて運ぶわんちゃんやねこちゃんは、SNSなどでよく話題になります。その多くはおもちゃを運ぶ様子ですが、何と今回ご紹介する黒ねこちゃんは紙製のおしぼりをデリバリー。しかも、一度だけではなく日常的に届けてくれるそうです。もはやプロの仕事ともいえますが、一体なぜ届けるようになったのでしょうか。ツイッター上で1.7万件の“いいね”を集めた動画について、飼い主の唐草ミチル(@jacaranda0116)さんにお話を伺いました。
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おしぼりを運ぶ特技を持つ黒ねこ くわえて飼い主さんの元へ
プロの漫画家として活躍する唐草ミチルさんの愛猫は、マンチカンの男の子「くろよ」くん。ツイッターでは、お仕事の情報に加えてくろよくんの日常も積極的に発信中です。くろよくんは以前も絶妙なタイミングの変顔で大きく注目されましたが、もう一つ別の“得意技”を持っています。
それはおしぼりを運ぶこと、名付けて“おし活”です。実は変顔の以前にも、この“おし活”がテレビで紹介されるなど大きな話題になりました。今回話題になった動画は、それが今でもしっかり続いているという証明です。
動画でのくろよくんは、階段をずんずんと駆け上ってきます。そして上り切ったところで、口にくわえていた白い紙おしぼりを床にパサリ。カメラをかまえている唐草さんを少し見上げるおかおは「どうぞ」と言っているかのように見えます。
この動画がツイッターで公開されると、1.7万件もの“いいね”を集めました。リプライ(返信)には「えっと……どちらのお店ですか。こんな素敵なお店があったら行きたい」「クロネコの宅配便」「お利口にゃん」「いい仕事してくれてる」「サービスかな!? 今日のお土産で~す! かな」など、あまりのかわいらしさに多くの声が寄せられています。
とにかくおしぼりが大好き “取ってこい”もできるくろよくん
今でも元気におしぼりを運んでいるくろよくん。唐草さんによると、動画や写真に残せるほど持ってくるようになったのは1年前くらいだったそうです。
「おしぼりが大好きで、家のあちこちにおしぼりが落ちていることがあります。どこかに隠していて、そこから選んで持ってくることも。お店のテイクアウトでもらってきた新しいおしぼりがあれば、人間が投げて“取ってこい”遊びの要領で取りにいって運んできてくれることもあります。はっきりした理由はよく分かりませんが、運んでくると褒められるのを学習しているのかなと思います」
理由を想像する根拠は、気づいてほしそうにお座りで待機していることがあるからだそう。ただし、丁寧な置き方はしないようです。
「おしぼりを口にくわえたまま近づいてきて、おもむろに『ペッ! ポイッ!』という感じで……何というか、割と仕事は雑です。気づいてほしくてお座りして待機する時もありますが、他に用事があるのか、片手間におしぼりを吐き出して通り過ぎていくこともあります。おしぼり以外は特に珍しいものは持ってきません。ねこ用のおもちゃくらいです」
くろよくんファンにとっては、今でも“おし活”が続いていて何より。唐草さんもこの「お疲れ様!」の行動に癒やされながら、幅広い作品を発表して人気を獲得しています。ある村にやってきた“弱々しい駐在さん”が主人公の「黒影夜子の駐在日誌」(竹書房刊)は先日2巻が出版されたばかり。くろよくんにはこれからも、忙しい唐草さんの励みにになってほしいですね。
(Hint-Pot編集部)