Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

ライフスタイル

ハンディモップの使い方には“NG”がある!? 使う場所にも注意 掃除のプロが教えるコツ

公開日:  /  更新日:

著者:和栗 恵

教えてくれた人:伊藤 まき

便利なハンディモップ。プロが使わない理由は?(写真はイメージ)【写真:写真AC】
便利なハンディモップ。プロが使わない理由は?(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 多種多様なアイテムを使いこなしているから、お掃除はいつも時短で完璧! “お掃除キャリア”を長年積み上げると、徐々に自信が出てくるものです。でも、使い続けているそのアイテム、本当に正しく使っていますか? 掃除のプロでもある整理収納アドバイザーの伊藤まきさんが、プロの視点でお掃除の“NG”をレクチャーするこの連載。今回のテーマは「ハンディモップ」です。すでに基本装備として抜群の普及度ですが、「何でもこれ一本!」な使用法はNGなのだとか。プロならではの使い分け術があるようです。

 ◇ ◇ ◇

日差しが差し込む中で掃除をすると、一目瞭然!?

 お仕事でさまざまなご家庭を訪問する伊藤さん。そこで必ずと言っていいほど見かけるのがハンディモップだそうです。これを読まれている皆さんの中でも「すぐそこにある」という人は多いでしょう。

「ハンディモップでサッと拭き上げれば『きれいになった!』と思う人も多いと思いますが……残念ながらハンディモップをかけるだけでは、目に見える汚れは落ちてもホコリは取り切れていないのです。

 よく晴れた日に窓の桟をハンディモップで拭き取ってみると、ホコリがバ~ッと飛び散るのが見えると思います。『空気中にこれだけのホコリを舞い散らせているなんて……』と、驚かれるのではないでしょうか」

 言われてみれば確かに。そのため、プロは基本的にハンディモップを使わないそうです。では一体何を使うのでしょうか?

「例えば、家具の裏側や階段の隅など、大きなホコリを取り除きたい時は、フローリングワイパー用のドライシートが便利です。ドライシートを水で濡らして固く絞り、ポンポンと吸着させて取ります。水分が細かなホコリを逃がさないので周りに飛び散る心配もありません」

 ただし、砂ボコリが多い場所の「水拭きは絶対NG」だそう。砂の黒い汚れが広がるため、ブラシで砂を落としてからが原則です。プロは素材と場所、ホコリの性質を見極めて、ドライ(乾いた状態)とウェット(水を含んだ状態)を使い分けるとのこと。

窓枠の掃除は右のハンディモップより、使い古しのストッキング→ドライシートがおすすめ【写真:伊藤まき】
窓枠の掃除は右のハンディモップより、使い古しのストッキング→ドライシートがおすすめ【写真:伊藤まき】

「窓枠の掃除には、古いストッキングを20センチほど切って丸めたものを使います。ストッキングが持つ静電気で、ホコリを吸着することができるからです。その次に、水気を含ませて固く絞ったフローリングワイパー用のドライシートで拭き取ります。どちらも使い捨てになるので、道具の手入れも不要です」

 また、フィギュアやプラモデルなど、プラスチック製品のホコリを取りたい場合は、水洗いがおすすめなのだそう。ただし、水に濡らして良いものかどうかなど、正しく見極める必要があります。では、ハンディモップはいつどこで使えばいいのでしょう?

「ハンディモップは商品説明にある通り“手が届きにくい場所”に適したアイテムです。冷蔵庫の上やテレビの裏側などの隙間や高い場所がぴったり。使う時は、ホコリを落とさないようにゆっくり絡め取ってください。

 ハンディモップがすべて悪いわけではなく、思い立ったら片手で簡単に掃除ができるという大きな利点があります。ただし、使った後はホコリを付けたままにせず、きちんと洗うか使い捨てタイプを選ぶのが良いでしょう」

(和栗 恵)

伊藤 まき(いとう・まき)

整理収納アドバイザー1級、クリンネスト2級。ホテル清掃員や国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出などで経験を積み、出版社に入社したのち独立。掃除しながら片づける「整理収納のプロフェッショナル」として各種ウェブメディアで記事を手がけ、掃除本の編集ライターとしても活躍中。
インスタグラム:maki_organize