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何を買うにも許可を求める妻 意外な理由を知ったエッセイ漫画に共感殺到「たまにYAZAWAも」
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家計をともにする夫婦間で、買い物をする際にお互い承認を得ることを習慣化している家庭は多いようです。中には、どんなに些細なものでも必ず許可を取る人も。そんな配偶者さんのクセに対し、不安になってしまった男性が「好きに買って」と懇願したところ、意外な答えに驚いたというエッセイ漫画が大きな話題になっています。ツイッターで集まった“いいね”は1.8万件以上。共感の声も大きかったこの漫画について、作者の小雨大豆(@kosamedaizu)さんに詳しいお話を伺いました。
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確認してくる理由は幼い頃の家庭環境ではなく…
自主制作の漫画をウェブ上で多数発表している小雨さん。ツイッターのフォロワーは何と12万人以上で、「限界漫画家日記」と題したエッセイ漫画も大人気です。特に、一人っ子でちょっぴり内向的だという配偶者さんとのエピソードは、度々大きな話題になっています。
最近注目を集めたのは、小雨さんが気になっている配偶者さんのあるクセを描いた漫画です。そのクセとは、お茶やリップ、ハンドクリームなどそれほど高価ではなく必要なものであっても、購入する前に必ず許可を求めてくること。
一度も拒否したことはありませんが、周囲から見たら小雨さんが妻に対して経済DV(金銭を管理・制限して経済的自由を奪う家庭内暴力のこと)をしている夫に見えるのではないか……と、ある日不安が爆発。お願いだから「好きに買って~!」と懇願しました。
結婚したての頃は、幼い頃の家庭環境が影響していることも考えましたが、配偶者さんの両親は厳しいどころかとても良い人たち。そこで、毎回許可を求めてくる理由を深く聞いてみることにしました。するとその回答は驚きのものだったのです。
自分自身にも心当たりが…! 心の中の“小さいおじさん”
「頭の中に小さいおじさんがいるじゃないですか」
配偶者さんから飛び出た思いがけない言葉に、「え、怖い話?」と身がまえる小雨さん。配偶者さんによると、心の中のその小さなおじさんが、何か買いたいと思う度に「お茶買う必要ないんじゃない? 我慢しなよ」「リップも安いのでいいんじゃない?」と倹約するように促してくるというのです。
そのせいで「いいよと言ってもらって背中を押されたいんです」という配偶者さん。小雨さんはやっぱり「怖い話だった」と若干引き気味でしたが、よくよく思い返してみると、自分にも思い当たる節があるのでした。
「あるあるだそうです。まちがいない。」とコメントが添えられた漫画は大反響を呼び、何と1.8万件もの“いいね”が。また、リプライ(返信)には「分かる。おじさんじゃなくて、なぜかウェーイ系のお兄さんだけどいる。たまにYAZAWAも来る」「むしろうちのおじさんは買ってから『それ大丈夫?』って聞いてくるタイプですw」「最近『ご褒美だよね』って言ってくるようになりました……」など、共感の声があふれています。