毎日大勢の人が乗る電車では、時に理不尽だと感じる出来事に遭遇することがあります。ツイッターでは、「電車内で少し納得できないこと」というタイトルの4コマ漫画が1.5万件もの“いいね”を集めました。共感の声が殺到しているのは、座った場所の“幅”に関するエピソード。作者のえるぽ（ぴ）（@lpo_on）さんに詳しいお話を伺いました。

　◇　◇　◇

密着したくないからとスペースを空けたのに…

　毎日欠かさず更新している絵日記ブログ「えるポピ・ハッピーオタクライフ」が大人気のえるぽ（ぴ）さん。鳥好きが高じて6年前から働いている鳥専門ペットショップで起こった出来事など、くすりと笑えるエピソードが満載です。

　そんなえるぽ（ぴ）さんは、日常の“あるある”をテーマにした漫画で共感を呼ぶこともしばしば。最近はちょっと悲しい“あるある”を描いた実体験漫画が、ツイッターで大反響を巻き起こしました。タイトルは「電車内で少し納得できないこと」です。

　ある日、電車に乗っていたえるぽ（ぴ）さん。座っていた座席の隣に、体の大きな男性が腰を下ろしました。ちょうど腕が触れてしまうため、ずっとそのままの状態が嫌だと思ったえるぽ（ぴ）さんは、体を細くして逆側に体を寄せることに。すると男性は、これ幸いとばかりに足と脇を広げ、えるぽ（ぴ）さんがせっかく空けたスペースでリラックスし始めたのです。

「お前のために空けたスペースじゃねぇ!!」

　心の中でそう叫ぶえるぽ（ぴ）さん。結局は自分のスペースが狭くなっただけで、体は相変わらず密着する羽目になりました。そのため、文字通り「降りるまでずっと肩身が狭い」状況だったそうです。

　投稿は大反響を呼び、1.5万件もの“いいね”を集めました。またリプライ（返信）には、「分かる!!!　あと、隣の人がリュックの紐をダラーンでペラペラさせて、永遠にさわさわ攻撃されるのめちゃくちゃ嫌」「はみ出てる人は2席分の料金払ってほしい」「避けたら避けた分だけ動く人いますよね。私は男ですが良くやられます」など、性別を問わず共感の声が殺到しています。