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車のエアコン掃除を自力でする方法 道具や時間は? やってみた

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

基本の手順は洗浄剤に付属の説明書を守って

 それでは早速掃除を始めましょう。まずは以下のものを用意します。

車のエアコン掃除に準備するもの【写真:Hint-Pot編集部】
車のエアコン掃除に準備するもの【写真:Hint-Pot編集部】

【用意するもの】
・カーエアコン専用洗浄剤
・古い歯ブラシ
・ゴム手袋
・タオルなどの布

 カーエアコン専用洗浄剤は、カーショップや通販サイトで購入できます。付属の説明書に手順が記載されているので、それを基にして進めましょう。

【掃除の手順】
1. 吹き出し口のホコリを布で拭き取る

掃除後のエアコン吹き出し口【写真:Hint-Pot編集部】
掃除後のエアコン吹き出し口【写真:Hint-Pot編集部】

 吹き出し口の周りに付いたホコリを布で拭き取ります。

2. グローブボックスを取り外す
 グローブボックスとは、助手席の前に取り付けられている収納ボックスのことです。「外れるの!?」と驚いてしまうかもしれませんが、外し方は意外と簡単。YouTubeなどで公開されている解説動画を参考にしてださい。

3. グローブボックス奥のエアコンフィルターを外す
 ホコリが溜まっている場合は、周囲に飛び散る可能性があるので作業はゆっくりと。

4. エアコンの排気設定を「足元」に切り替え、吹き出し口を全開にする

エアコンの排気設定を「足元」に切り替え、吹き出し口を全開に【写真:Hint-Pot編集部】
エアコンの排気設定を「足元」に切り替え、吹き出し口を全開に【写真:Hint-Pot編集部】

 エンジンをかけ設定を足元に変えた後、エアコンの吹き出し口を全開にします。設定が切り替わったら、エンジンを切って次の作業へ(車種によっては、エンジンをかけなくても切り替えが行えます)。

5. エアコンフィルターを取り出した部分の奥(エバポレーター)に洗浄剤を噴射する

洗浄剤の説明書に従って行うこと【写真:Hint-Pot編集部】
洗浄剤の説明書に従って行うこと【写真:Hint-Pot編集部】

 洗浄剤のノズルを、エアコンフィルターを取り出した部分からしっかりと奥に差し込んで噴射します。噴射時間は洗浄剤の説明書に記載されている通りに。また、洗浄剤が周りに飛び散る可能性があるので、新聞紙を敷いたりタオルで覆ったりするなどしてください。

6. 放置&送風運転で乾燥させる
 噴射後に決められた時間放置した後、エンジンをかけ、エアコンを送風運転にして内部を乾かします。噴射時間と同じく、放置時間と送風運転の時間は洗浄剤の説明書に記載されている通りに。

7. 取り外したエアコンフィルターを水洗いし、陰干しする

洗ったフィルターを陰干しする【写真:Hint-Pot編集部】
洗ったフィルターを陰干しする【写真:Hint-Pot編集部】

 エアコンフィルターを水洗いし、完全に乾くまで陰干しします。生乾きの状態はNG。また、新しいものに交換しても良いでしょう。

8. 乾かしたエアコンフィルターを戻し、グローブボックスを元通りにはめる

乾かしたエアコンフィルターを戻し、グローブボックスを元の位置に戻して完了【写真:Hint-Pot編集部】
乾かしたエアコンフィルターを戻し、グローブボックスを元の位置に戻して完了【写真:Hint-Pot編集部】

 6の作業を終わらせた後、室内干しで完全に乾いたフィルターを元の位置に戻します。最後にグローブボックスも元の位置に戻して完了です。

素人でも掃除できる 掃除は定期的に

 掃除を開始してから洗った後のエアコンフィルターを再度取り付けるまで、かかった時間は約半日ほど。グローブボックスを外すのに少し手こずりましたが、他の作業は簡単にできました。

 フィルター掃除と内部へのスプレー噴射は20分ほどで終わりましたが、洗浄剤が乾くまでエンジンをかけている時間が15分ほどかかります。また、水で洗ったフィルターが乾くまで約半日。この手間を省くには、思い切って新品に交換するという手もあります。比較的に安価ですので、効率を考えるとお得かもしれません。

 そして掃除後の結果は、見事にホコリっぽさがなくなりました! それまで特に臭いを気にしていなかったのですが、はっきりと変化を感じます。少々手間のかかる作業でしたが、終わった後は気分良く運転できるようになるはず。定期的に車に乗る場合、エアコン掃除は半年に1回ペースが基本だそうです。年末の大掃除は、カーエアコン掃除もまとめて済ませてみてはいかがでしょうか。

(Hint-Pot編集部)