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お金が貯まる人と貯まらない人は「財布の使い方」で分かる FPが考える5つのポイント

公開日:  /  更新日:

著者:橋浦 多美

気持ちも新たに! お金が貯まる「新しい財布を選ぶコツ」とは?

流行りのコンパクト財布(写真はイメージ)【写真:写真AC】
流行りのコンパクト財布(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 では、どのような財布に買い替えればお金が貯まるのでしょうか? ファイナンシャルプランナーの立場からすると、「春に財布を買うと、財布が張る」、「黒字にしたいなら黒の財布」など願かけの真偽は不明です。

 ただ、快適で清潔に、そして大切に使われている方が、結果お金に対して真摯に向き合っている状態といえるのは間違いないです。財布のサイズや形に関しては、それぞれの特徴があるので、自身が使いやすいものを選ぶと良いでしょう。それぞれの特徴を説明します。

・長財布
 スペースがたくさんあるので、いろいろなものが収納できて便利。ただ入れすぎると重たくなる上に、収納力が高いためあれもこれも入れがちです。余裕を持たせるくらいが、パッと見ても分かりやすく、整理もしやすいでしょう。また、存在感たっぷりなので、防犯の面からも注意が必要です。

・折りたたみ財布
 折りたたみは「お札が曲がるので運気が……」と言う人もいます。しかし、折りたたみ財布でもしっかりとお金を貯めている人はたくさんいます。ただ、整理整頓という観点からは、お札の向きをしっかりと揃えてあげる、折りたたんで膨らむまで物を入れないということは注意してください。

・コンパクト財布
 最近流行りのコンパクト財布。カバンも小さなものが流行りですし、ミニマリストでカバン自体を持ち歩きたくないという人もいるかもしれません。コンパクト財布を選ぶ場合は、小銭は持たない、お札は数枚だけなど、自分にとっての必要最低限を決めておくことが大切です。絶対にこれだけしか持たないという気持ちで選びましょう。

 また、海外製の中には、ドルやユーロ紙幣を想定して作られている場合が。海外紙幣よりもサイズが大きい1万円札などは、はみ出してしまうこともありますので、注意しましょう。

 私たちの暮らしに、絶対になくてはならないお金との付き合い。財布を上手に使って、お金の流れを良くし、貯まる方向に向かわせるのは私たちの使い方次第です。

 これから財布を買い替える方は、自分にとって上手に使えそうなタイプのものを選んでください。そして、まだ買い替えの時期ではないという方は、この機会に財布の整理整頓してみるといいかもしれませんね!

(橋浦 多美)

橋浦 多美(はしうら・たみ)

1973年11月3日、宮城県仙台市生まれ。フリーアナウンサー、ファイナンシャルプランナー。会社員からフリーランスに転身した時にお金の大切さを知り、勉強を始める。現在はファイナンシャルプランナーや宅建士、証券外務員などの資格を取得し、「しゃべれるファイナンシャルプランナー」として、セミナーやラジオにも出演。家計のモットーは「見栄は張らずに、財布が張る家計」。プライベートでは双子男児の母として、出費が一気に2倍になる教育費と格闘中。著書に「四畳半経済のススメ~コンパクトな家計を実現する87のコツ~」(ゴマブックス刊)などがある。