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生活習慣病になると100万円以上損!? ファイナンシャルプランナーに聞いた老後の「健康とお金」問題
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2020年、新型コロナウイルスの影響により、多くの人が健康への不安を抱くようになりました。新たな健康習慣として、除菌や消毒を気にするようになったという人は増えているようですが、心細いことはそれだけではありません。先が見えない経済状況の中、将来や金銭面への不安を抱えている人も多いのではないでしょうか? 「健康作りへ取り組むことが、お金への不安を減少させる近道になります」と提言するのは、お金のプロであるファイナンシャルプランナーの森文子さん。健康であることが、なぜお金の不安を解消するのでしょうか。また、健康作りに取り組むことがなぜ、未来のために大切なのでしょうか。
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世はまさにwithコロナ時代 「健康とお金」両方への不安が増している
メットライフ生命保険が、全国47都道府県の20~79歳までの男女1万4100人を対象に「老後」に関する調査を実施したところ、「自らの老後に不安を感じるか」という問いに対し、全体の83.5%が「不安がある・ややある」と回答しました。
不安を感じる要因は、回答の多い順に「お金」「健康」、次いで「認知症」。夫婦で2000万円の貯蓄では、“人生100年時代”にあっては十分ではなく、今後も今回のコロナ禍のようなことが起きないとは言えない――「お金はいくらあっても足りない!」という憂いを、多くの国民が抱えているようです。
また同じ調査の中で「新型コロナで、老後に対する考え方や価値観に変化があったか」という問いを投げかけたところ、全年代平均で約3割が「変化があった」と回答。「貯蓄意識の高まり」「健康への気遣い」「生活費の節約」について変化があったと答えています。