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タワマン自治会の勧誘がしつこすぎる! 「加入しておくのも手」とプロが語る理由とは
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教えてくれた人:姉帯 裕樹
そこに暮らす住民が組織する「自治会」や「町内会」などの地縁型住民自治組織。昔は盆踊りや子ども向けイベントの運営などで大忙しだったけれど、コロナ禍もあって今はもう……という声も聞かれます。町内会の運営をめぐって新旧住民が対立するという“事件”も報じられるなど、多様化するライフスタイルへの適応は組織の存在意義にも関係します。今回お悩みを語っていただいたタワーマンション住人女性は、マンションの「自治会」に対して思うことがあるようです。不動産のプロ、東京・中目黒で「コレカライフ不動産」を営む姉帯裕樹さんのアドバイスとともにお届けします。
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とにかく勧誘がしつこいのが「嫌!」
今回お話を伺ったのは、東海地方某所のタワマンにお住まいの平田景以子さん(仮名・32歳)。ご本人いわく、小さい頃から“ぼっち”が好きで、友達はごく少数いればいいというタイプだったそうです。
隣県の実家にいると私生活を詮索されることが多いため、ストレスから解放されようと大学入学に合わせて現在暮らす土地へ。「できるだけ他の人と離れていたい」という思いから、頭金を貯めてタワマンの上層階を購入しました。仕事はオンラインということもあり、転居後は快適この上ない“ぼっち暮らし”を堪能していたそうです。
そんな景以子さんが今になって悩まされているのは、自治会の勧誘。入居したタワマンはマンションの方針として、自治会への加入を各戸の判断に任せています。しかしどうやら同じ階の住人が自治会の役員をしているらしく、景以子さんにしつこく加入を勧めてくるのです。
「何度も何度も断っているのに、本当にしつこくて。自宅勤務がバレているので、朝から押しかけてくることもあります。最近はインターホンの電池を抜き、電話も着信拒否しています。でも、それが気に入らないようで、週一で手紙を入れられたり、外出時には追いかけられたりすることも……」
「引っ越す予定はないものの、そもそも自治会に入る意味が見出せない……」と、心底うんざりした様子の景以子さん。しつこい勧誘が続くようであれば、警察に相談することも辞さないと考えているそうです。