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ニンジンの栄養価 調理法でどのくらい変化? カレーや肉じゃがは栄養バランスが優秀

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:和漢 歩実

ニンジンの定番料理と栄養アドバイス

ニンジンしりしり(写真はイメージ)【写真:写真AC】
ニンジンしりしり(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 ニンジンを使った定番料理はさまざまなものがあります。ワンポイントの栄養アドバイスと合わせてご紹介しましょう。

○カレー
 タンパク質を主成分とする肉、ニンジン以外の野菜やその他の食材を多く使うカレーは栄養バランスが良いといえるでしょう。

○肉じゃが
 カレー同様にタンパク質を主成分とする肉、ジャガイモや玉ネギ、ニンジンなどを使っているので、バランスが良い一品です。緑色の絹さや、さやいんげんを加えると、彩り良く仕上がります。

○しりしり
 タンパク質を含む卵とツナを合わせましょう。βカロテンを効率良く摂取するには、油を切らずにツナ缶を汁ごと使います。魚油には脳の活性化や血栓予防、いわゆる“血液サラサラ”効果などが期待されるDHAとEPAが含まれているので、栄養メリットも大きいといえます。

○スムージー
 ニンジンに他の野菜をプラスしても良いですが、果物を加えた方が飲みやすくなります。バナナやリンゴ、キウイフルーツなどを合わせると良いでしょう。牛乳または豆乳を加えてタンパク質をプラスしても。

○サラダ
 油との相性は良いのですがエネルギーは高くなるので、カロリーが気になる人はドレッシングのかけすぎに注意を。

 この他、寒い季節は鍋物の具材としても重宝するでしょう。さまざまな料理で、旬のニンジンを食卓に取り入れたいですね。

(Hint-Pot編集部)

和漢 歩実(わかん・ゆみ)

栄養士、家庭科教諭、栄養薬膳士。公立高校の教諭として27年間、教壇に立つ。現在はフリーの立場で講師として食品学などを教える。現代栄養と古来の薬膳の知恵を取り入れた健やかな食生活を提唱。食を通して笑顔になる人を増やす活動に力を注いでいる。
ブログ:和漢歩実のおいしい栄養塾