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ニンジンの皮はむくべきか問題 栄養士の見解は? 皮よりも葉に豊富な栄養素が
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教えてくれた人:和漢 歩実
ニンジンの葉 意外にも栄養たっぷり!
そもそもニンジンはセリ科の植物で、パセリやセリ、セロリなどの仲間です。そのため、葉も食べることができます。普段食べているのは根の部分ですが、実は葉の方が栄養豊富。葉と皮付きニンジン(各100グラム)の栄養を期待できる効果などと合わせてみてみましょう。
○ビタミンC:美肌や免疫機能を高めるなどの効果
葉:22ミリグラム(根のおよそ3.5倍)
皮付き根:6ミリグラム
○βカロテン:免疫機能を高め、風邪予防などの効果
葉:1300マイクログラム
皮付き根:6900マイクログラム(葉のおよそ5.3倍)
○カルシウム:骨粗しょう症予防などの効果
葉:92ミリグラム(根のおよそ3.3倍)
皮付き根:28ミリグラム
○カリウム:余分なナトリウムを排出し、高血圧予防などの効果
葉:510ミリグラム(根の1.7倍)
皮付き根:300ミリグラム
店頭で葉付きのニンジンを見かけた場合は積極的に購入を。葉はすぐに根から切り落とし湿ったペーパーで包み、袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。すぐに食べるのが良いですが、使い切れない際は適度な長さに切り、冷凍用保存袋に入れて冷凍保存もできます。
また、含まれるβカロテンは油と相性が良いので、炒め物にすると効果的。あるいはスープに入れたりおひたしにしたりして、サッとオリーブオイルをかけて食べると良いでしょう。軽く茹でて、ゴマやツナなどと和えてもおいしいですよ。
(Hint-Pot編集部)
和漢 歩実(わかん・ゆみ)
栄養士、家庭科教諭、栄養薬膳士。公立高校の教諭として27年間、教壇に立つ。現在はフリーの立場で講師として食品学などを教える。現代栄養と古来の薬膳の知恵を取り入れた健やかな食生活を提唱。食を通して笑顔になる人を増やす活動に力を注いでいる。
ブログ:和漢歩実のおいしい栄養塾