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漫画

疑った自分を恥じた…聴覚障害あるママと看護師さん 信頼関係描く漫画に3.3万人感動

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

「今後もさまざまな出会いを楽しみにして、過ごしていきたいです」

 聴覚障害者の視点から、相手に寄り添う思いやりの心を漫画に描いたミカヅキさん。今回話題になった作品について、詳しいお話を伺いました。

Q. 今回のエピソードを描こうと思った理由を教えてください。
「私のような思いを抱えている人もいること、そしてうれしい対応の事例を知ってほしくて描きました。

 障害者や外国人、高齢者、子どもなど、あらゆるパターンがあると思うのですが、当事者の見た目や印象から、コミュニケーションができないと決めつけ、当事者を無視して一緒にいる付き添いの人に話すことを『第三者返答』といいます。差別行為にあたりますが、良かれと思ってやる例や無意識にやる例も多く、私も知らず知らずのうちに同じことをしてしまっているかもしれません。

 また当事者としては、周囲の状況などから(例えばお店が混んでいる、相手が忙しそう、一刻を争う事態など)気を使ってくれているのかもしれないと思うと、声を上げづらいところがあります。こうした知識を共有することで、どのような対応や行動をすれば良いか、ともに考えていくことができればと思っています」

Q. 2人のお子さんたちはタツミさんのことを覚えていらっしゃいますか?
「残念ながら、覚えていないようでした」

Q. タツミさんとのその後はいかがですか?
「その後の話は、ぜひブログで『わたしのことが見えている人』の第7話からご覧いただけれと思います! また1話~23話のまとめもありますよ」

Q. その後、タツミさんのように信頼できる看護師さんとは出会えましたか?
「タツミさんほど印象に残っているスタッフさんは珍しいかもしれません。何度も話す機会があるとか、何らかのきっかけで距離がググッと縮まるとか、どこで誰とどんな風に信頼関係ができていくか分からないものですね。今後もさまざまな出会いを楽しみにして、過ごしていきたいです」

Q. 心に残った感想やそれを読んで気がついたことを教えてください。
「『当事者に伝わるように対応したくても、混雑している時は焦ってしまうし、時間と心にゆとりがないと難しい』という声がありました。これは本当にごもっともな意見で、職員さんの心と体も守られるべきです。職員さんあっての現場だと思っています。

 私も周囲の状況や相手の状況、何を一番優先するべきかその都度考え、場合によっては透明人間になる選択をすることもあります。ただ、知っておいてほしいのです。こういった状況や心理があるということを、心のどこかに留めておいてもらえたらうれしいなと思いました」

(Hint-Pot編集部)