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年末ジャンボ宝くじ 2022年の販売期間中に縁起が良い日とは 「一粒万倍日」「大安」が重なる日はいつ?

公開日:  /  更新日:

著者:鶴丸 和子

金運アップの「寅の日」「巳の日」狙いも

お金にまつわる十二支の日に購入も(写真はイメージ)【写真:写真AC】
お金にまつわる十二支の日に購入も(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 古い暦ではそれぞれの日に十二支が当てはめられています。「寅の日」と「巳の日」はお金に縁起が良い日とされ、宝くじを買うのに好まれる日です。

「寅の日」が良いとされる理由は、「千里を行って千里を帰る」トラが出したお金を呼び戻してくれることから。「巳の日」は、ヘビが金運の神様である弁財天の遣いとみられていることに由来します。販売期間中のそれぞれの日を見てみましょう。

○寅の日:12月3日、15日
○巳の日:11月24日、12月6日(※)、18日

(※)は不成就日

大安はいつ? 吉日が重なるパワフルデーが!

「本日はお日柄も良く」の代表日といえば、大安。これは「六曜(ろくよう)」または「六輝(ろっき)」という暦の考え方に基づいたものです。他に仏滅、友引、先負、先勝、赤口があり、日本では江戸時代半ば頃から急速に広まりました。このうち大安は、終日何をしても良いことにつながるとされる“大吉の日”です。

○大安:11月24日、30日、12月6日(※)、12日、18日
(※)は不成就日。

 一粒万倍日の12月12日が大安と重なっているため、暦の上では金運アップのパワフルデーといえそうです。また巳の日では、11月24日と12月18日が大安と重なります。

 ちなみに、最上の吉日とされる「天赦日(てんしゃび、てんしゃにち)」もありますが、2022年は11月7日が最後。年末ジャンボの販売期間中にはありません。

「思い立ったが吉日」と言いますが、縁起を担いで行動のきっかけにするのも、また違った発見があるかもしれませんね。

【参考】
「日本人のしきたり」飯倉晴武編著(青春新書)
「こよみを使って年中行事を楽しむ本 2022」(神宮館)
「日本のしきたり絵事典 衣食住から年中行事まで」武光誠監修、深光富士男著(PHP研究所)
国立国会図書館ホームページ「日本の暦」第三章 暦の中のことば
https://www.ndl.go.jp/koyomi/chapter3/index.html

(鶴丸 和子)

鶴丸 和子(つるまる・かずこ)

和文化・暦研究家。留学先の英国で、社会言語・文化学を学んだのをきっかけに“逆輸入”で日本文化の豊かさを再認識。習わしや食事、季節に寄り添う心、言葉の奥ゆかしさなど和の文化に詰まった古の知恵を、今の暮らしに取り入れる秘訣を発信。
インスタグラム:tsurumarukazu