当時は警戒心むき出しのたびちゃん　次第に心開く

　出会った頃は「シャー」と警戒心むき出しだったたびちゃん。飼い主さんは手を噛まれることもあり、どうしたら噛まなくなるのか当時悩んだそうです。しかし一緒に暮らしていくうちに、たびちゃんの表情は穏やかになり、次第に噛まなくなったとか。

　飼い主さんは、出会った頃と現在のたびちゃんの写真に「#保護猫ビフォーアフター展」とハッシュタグを付けて投稿。その写真がツイッターで公開されると、1.8万件もの“いいね”を集めました。

　リプライ（返信）には「大人になってからのまん丸感が良いですね」「毛並みもきれいになって、大事にされてるのが分かります」「全然違う！　かわいくなって～」「穏やかな感じになりましたね」「警戒心のないきゅるきゅるのおかおかわいい」など、変化に驚く多くの声が寄せられました。

　心を開き愛らしいおかおになった秘訣を、飼い主さんに伺いました。

「これといって思いつくことはないのですが、お迎えした時から毎日よく話しかけています。たびもおしゃべりで、ニャーニャーと何かを訴えてくるので、お話に付き合うようにしています。とにかくかわいすぎて用事もないのに名前を呼んでしまうのですが、ちゃんとお返事してくれます（笑）。後は、甘えてきた時にはとことん甘やかす、嫌がる時にはしつこくしないことを心がけています」

お互いに気になる存在　たびちゃんと元保護犬の金時くん

　飼い主さんは、いぬとも一緒に暮らしています。名前は「金時（きんとき）」くん。元保護犬で、1歳の男の子です。たびちゃんと金時くんは、一緒に寝たりグルーミングしたりするほどではないですが、ほどよい距離感を保ちながら良好な関係を築いているようです。

「金時が遊びたくてたびに絡むとねこパンチ炸裂で応戦するのですが、大体たびが負けてしまいます。たびは、金時が床で横になっていたりすると、こっそり足の裏の匂いをかいだり、足先をカプッと噛んだりしていることがあって笑ってしまいます」と飼い主さん。

「それから、たびが椅子でくつろいでいる時に金時がその前を横切ると、通り過ぎる瞬間に金時のシッポをちょいちょいとしたりすることも。何だかんだ気になる存在なんだなぁ～と微笑ましく見ています」

　たびちゃんと金時くんの普段の様子は、ツイッターの他に、インスタグラム（tabi_to_kintoki）でも見ることができます。飼い主さんと一緒に、車に乗ってお出かけする機会が多いというたびちゃんと金時くん。車に乗っている時は近い距離で寝ていても気にならないそうです。

○取材協力：（TANItter）（@tnm201x）さん

（Hint-Pot編集部）