漫画
「娘がいない」 4歳児が取ったまさかの行動 保護者の気を引き締める漫画に5万人注目
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子どもの成長を見守ろうと、写真や動画で記録しているご家庭も多いでしょう。「いつの間にこんな知恵を?」と驚かされる出来事も多々ありますが、時には肝を冷やしてしまうことも……。実体験と反省点を保護者の視点から描いた漫画が、ツイッター上で計5.2万件もの“いいね”を集めています。一緒にお留守番をしていた4歳の娘がいなくなったと、パパから連絡を受けたママ。一体なぜ? どうやって? そして娘が無事に現れた場所とは? 作者の松本ぽんかん@つわり漫画(@m_pon_kan)さんにお話を伺いました。
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保護者会の途中、パパから緊急連絡が
松本さんは4歳の娘さんを育てるママ。出産後にエッセイ漫画を描き始めた理由は、「もう一度赤ちゃんが欲しいという気持ちを取り戻すため」なのだそう。現在は自身のツイッターやブログ「松本ぽんかんの漫画録」で作品を発表している他、育児サイト「Baby-moWEB」で子育て漫画を連載しています。
今回話題になった漫画は、「娘がいなくなった話」という衝撃的なタイトルです。松本さんはある日、娘さんが通う保育園の保護者会に1人で出席していました。すると、娘さんとお留守番をしていたパパから、スマートフォンのチャットアプリに連絡が入ります。
「娘ちゃんがいない」「玄関あいてて」「赤いくつもない」「見えるとこにいない」
漢字変換が不完全な細切れのメッセージは、パパの激しい動揺を表すに十分。松本さんは急いで電話をしますが、通話の途中に「いたぁーっっっ」と絶叫。何と目の前には、保育園の保育士さんに抱っこされたパジャマ姿の娘さんが! しかも表情は平然としています。
保育士さんによると、インターホンが鳴ったのに誰の姿も見えず、直接見に行ったところ娘さんが1人でいたのだそう。そして保育士さんの腕から下りた娘さんは、その場で崩れ落ちた松本さんにダッシュで駆け寄りました。
嘘をついて自分で玄関のカギを開け、外に出るなんて…
やがて松本さんは娘さんと帰宅。心配のあまり憔悴しきっていたパパは、泣きながら娘さんを抱きしめました。パパによると、キッチンで洗い物をしていたところ、娘さんが移動を始めたそうです。そこで「トイレ?」と声をかけると「うん」との返事。でも、思えばこの時に少し違和感があったのだとか。
とはいえ、娘さんはそれまで1人で出かけたことがありません。嘘をついてパジャマ姿のまま自分で玄関のカギを開け、外に出るなんてまさかの話。そこで松本さんは、「今回の反省点は2つある」と考えます。
一つは娘さんに行き先を保育園だと伝えていたこと、もう一つは娘さんの能力を侮っていたこと。玄関ドアのカギには手が届かないと思っていましたが、どうやら娘さんは踏み台を使っていたようです。松本さんは「どんどん知恵がついているんだな……」と実感し、同時に「まだまだ目を離してはいけない」と深く反省したのでした。そして漫画の最後には、ちょっぴり心が和む“対応策”も紹介されています。
この漫画が2回にわたってツイッターに投稿されると、合計で5.2万件の“いいね”を集めました。リプライ(返信)には、「何事もなく、無事に保育園までたどり着いて良かったですね。パパもママも心臓がつぶれるくらい驚いたでしょうに」「本当に何もなくて良かったです」「パパさんも大変でしたね」など、娘さんと松本さんご夫妻を気遣う声が。
また「先ほどまさにこれと同じことが起きようとしていました……」「うちの3歳の娘も目を離した隙に外に出て、小一時間夫婦で探し回りました」「僕も30年前に同じことをやってしまい、兄の通う園内の中庭で保護されたみたいです」など、同様の出来事を報告する声も多く寄せられていました。