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「ちいかわ」ファンが作ったアイスアート 再現度が高すぎると2万人驚愕 こだわりを聞いた

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

カップアイスで「ちいかわ」を再現。食べるのがもったいない…【写真提供:アイスアートっ子(@sao_ice_art)さん】
カップアイスで「ちいかわ」を再現。食べるのがもったいない…【写真提供:アイスアートっ子(@sao_ice_art)さん】

 ひんやり冷たくて甘いスイーツと言えば、アイスクリーム。寒い季節になっても、つい手が伸びてしまいますよね。そんなアイスでかわいらしいキャラクターを描く“アイスアート”をご存じですか? スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどに並ぶカップアイスを使った“作品”の数々が、ツイッター上で話題になっています。どのようにして作っているのかなど、作者のアイスアートっ子(@sao_ice_art)さんにお話を伺いました。

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アートすることで命を吹き込み、違った形でアイスを堪能

 絵を描くことや細かい作業をすることが、元々好きだったというアイスアートっ子さん。カップアイスを使った作品はこれまでも反響を呼び、テレビをはじめ複数のメディアで紹介されました。その作品の数々は、インスタグラム(sao_art329)でも公開されています。

「アイスが大好きだからこそ、ただ食べるだけではもったいない!」と感じ、2015年からアイスアートを始めました。これまでに作成した作品は約90に上ります。アイスアートによって命を吹き込み、違った形でアイスを堪能できることに魅力を感じているといいます。

 アイスアートを作る工程は、まずスプーンで表面を平らにすることから。その後、竹串で輪郭の下書きをし、奥行きや凹凸を出しながら形を整えます。そうしてベースを作った後は、他のアイスを組み合わせるなどして表情や色を加える作業に。

 素材がアイスのため、作っている最中に溶けてしまわないか気になりますよね。アイスがやわらかくなると忠実に再現できなくなってしまうことから、5分ほど彫ったら一度冷凍庫に戻しているそう。30分以上冷やして固まったらまた彫る……という作業を5、6回繰り返しています。

「作る題材によって制作時間は異なりますが、凍らせている時間を含めて2時間くらい。手間と時間がかかるアートですが、だからこそクオリティを高めることで愛着にもつながっています。アイスの質感の特性上、自由自在に細かい表現ができる点も魅力。色や立体感も再現しながら作ることで、さらに楽しさと達成感を味わえます」

「ちいかわ」のアイスアートは姪のリクエストで制作

 今回アイスアートっ子さんがカップアイスに再現したのは、漫画やアニメで大人気の「ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ」(講談社刊)に登場するキャラクター。小学校に通う姪っ子さんからのリクエストだったそうです。

「姉と姪が『ちいかわ』にどハマりしていると知り、アイスアートを作るためにもいろいろ研究しました。アニメや漫画、SNSなどを見始めたところ、そのかわいらしさとシュールな世界観に私自身もすっかりハマってしまいましたね」

 まずは「形的にも作りやすそう」と考え、「ちいかわ」と「くりまんじゅう」を作ってみることに。白くてまるいボディーがかわいいちいかわはバニラ、そして優しい茶色が特徴的なくりまんじゅうは、カフェオレ&クッキーのフレーバーで丁寧に再現しています。

 さらに、同商品の期間限定フレーバーがキャラクターの色がマッチしていたことから、「ハチワレ」と「うさぎ」、「ラッコ」、「モモンガ」にも挑戦。色をより忠実に再現するために、別フレーバーのアイスを足しながら作っているのもポイントです。くりまんじゅうの頭やラッコの耳と手足にはチョコアイスを、ハチワレの頭やモモンガのシッポにはチョコミントアイスを、ラッコのマント部分にはバニラアイスを加えているそう。