クリスマスを感じるポインセチア

○ポインセチアとは
　メキシコ・中央アメリカ山地原産の常緑性低木です。野生種は耐寒性がありますが、店頭に並ぶ園芸品種は寒さに弱いので室内で育てましょう。

　赤やピンクなどに色付いた部分は、花ではなく苞（ほう）と呼ばれる部位。その苞の中心にある黄色い部分が花です。クリスマスが近づくこの時期に、街では赤いポインセチアをよく見かけますが、他に白、ピンク、ゴールド系、またカールしたように丸みを帯びた形のものもあります。

○ポインセチアの置き場所
　日当たりの良いところに置くのが良いでしょう。寒さに弱いので、最低温度も10度は保ちたいところです。ただし、暖房の温風が直接当たらないように気をつけましょう。

○鉢植えポインセチアの育て方
　過湿を嫌うので、水のあげすぎに注意します。土が湿っているのに葉がしおれている場合は、寒さが原因のことが多いので、暖かい場所に移動させて様子をみます。

○ポインセチアの選び方のポイント
　茎が太く株がしっかりしているものを選ぶのが良いでしょう。葉の枚数が多く、葉や苞にハリがあり、きれいに色付いているものを選びます。色付いている苞や葉の大きさの割に、茎が細いものなどは避けた方が無難です。

この時期ならではのグリーンを枝で飾る

　鉢植えだけではなく、グリーンの枝ものを飾るのも室内が明るくなります。ヒバ、モミ、コニファーなどがおすすめです。リースやスワッグに使うことが多いですが、そのまま水を入れた花瓶に活けるだけでも、おしゃれなインテリアになります。

　手間がかからないので初心者向きです。枝ものの先端を十字に割ったり、縦に切り込みを入れたりすると水上りが良くなり、長持ちします。クリスマスのお祝いをする時には、好きな花を買い足して一緒に飾るのもいいですね。水が汚れたら水換えをしましょう。

　フレッシュな香りが楽しめます。食卓はもちろん、玄関や洗面所などに飾るのもおすすめです。

（Hint-Pot編集部）

のなか りえこ

フラワー＆グリーンコーディネーター。インテリア商材を扱う仕事から花の世界へ。現在はフリーで活動中。花と植物に関する提案・制作（装花・装飾・植栽など）を中心に行う。
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