日常では見ることのできない、とても美しい風景を収めた「絶景写真」。自然が織りなす幻想的な景色に、思わず心を奪われることもあるでしょう。今回話題になったのは、静岡県の神社で撮影された絶景写真。空から降り注ぐ“自然のスポットライト”の下には、神々しく光る柴犬の姿があります。ツイッター上で「神の使いの柴犬様では!?」などと話題を集めた写真について、撮影者のNAMIKO（@choro___rin）さんに詳しいお話を伺いました。

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紅葉の中に“スポットライト”が出現　そこに現れた1匹の柴犬

　NAMIKOさんが本格的に撮影を始めたのは4年前のこと。最初のうちは身の回りの人や物を撮影していたそうです。

「一眼レフのカメラを購入し、友達や近所の花を撮るところから始めました。カメラが趣味の友達と一緒に撮影をしているうちに、ポートレートや絶景を撮ることに魅力を感じるようになったんです」

　絶景写真の魅力を知ったNAMIKOさんは11月下旬、静岡県の小國神社に好条件で現れるという“自然のスポットライト”を撮影するため現地へ。まだ空が暗い時間からシャッターチャンスをうかがっていました。

　そして朝日が昇ると、空から一筋の光が。木々が作る濃い影を背景に、紅葉による赤のグラデーションが浮かび上がります。木と竹でできた橋には真上から光が注ぎ、まるで“自然のスポットライト”が当たっているかのよう。そこでNAMIKOさんが早速撮影を開始すると、橋の上に1匹の柴犬の姿がやってきました。光に包まれた柴犬の吐く息は白く、澄んだ空気が伝わってきます。

　そうしてNAMIKOさんは、今回話題になった写真の撮影に成功。「スポットライトを浴びながらお散歩する柴犬が神々しかった」とのメッセージを添えてツイッターに投稿すると、3.5万件もの“いいね”が集まりました。

　リプライ（返信）には「神の使いの柴犬様では!?」「素晴らしい一枚。いぬの白い息がさらに雰囲気を盛り立てますね」「すごい！　神様みたいなわんちゃん……」「とんでもなくいい写真や……」「心地よいです。ずっと見ていられます」と絶賛する声が。

　また「『もののけ姫』のシシ神様の登場シーンくらい神々しいです！」「神秘的な光景でまるでジブリ作品の中みたいです」など、神々しさをジブリ作品に例える声も寄せられました。