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「生きるのがしんどい」女性がスカイダイビングに挑戦 エッセイ漫画に大反響
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自分を周囲と比べて暗い気持ちになったり、毎日が少しつらいと感じたりした時、どんな風にして気持ちを切り替えていますか? イラストレーターで漫画家のタワシ(@tawashi3333)さんの場合は、「死ぬまでにやりたいこと」リストを作ってみることにしました。そこでまず頭に浮かんだのは、スカイダイビング。実現に至るまでや当日の流れなどを描いた体験談漫画が、ツイッターで1万件を超える“いいね”を集める大反響を呼んでいます。詳しいお話を伺いました。
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「死ぬまでにやりたいこと」を書き出してみると…
ほんわかとしたタッチと、ゆる~い漫画が大人気のタワシさん。今回ご紹介するのは、実体験を基にした「生きるのがしんどい女」シリーズの最新作。タイトルは「5万円払ってスカイダイビングに挑戦しようとする話」です。
漫画はまず、散らかった部屋の真ん中で布団に入り、涙を流しているタワシさんの姿から始まります。キラキラしている知人たちと自分を比較して、「未来が見えない」と絶望するタワシさん。そうした重いシーンですが、ギャグを絡めながら軽妙なテンポで進んでいきます。
あれこれと考えた結果、ひとまず「死ぬまでにやりたいこと」を書き出してみることに。すると並んだのは、スカイダイビングやバンジージャンプ、断食道場、滝行など、意外にもハードな内容でした。
「とりあえず書き出してみたけど何もやりたくない……」。そんな思いが頭をよぎりつつも、書き出した時の気持ちを振り返ります。するとまず頭に浮かんだのは、スカイダイビングとバンジージャンプでした。そこで自宅から行きやすい場所を調べて、両者の価格を比較します。さらに、口コミを読んでどちらができそうか消去法で選ぶことに。その結果、スカイダイビングへの挑戦が決定しました。
「飛ぶと何かが変わると思って」…共感の声も
その後は受付から訓練、ダイブ中の様子など、スカイダイビング体験の流れが詳細に描かれています。地上に着くまで生きた心地がしなかったタワシさんですが、最後に認定証を受け取ると、少しだけ晴れやかな気分に。そして漫画の終わりには、スカイダイビングの感想がまとめられています。3つのポイントに絞った簡潔なまとめですが、実生活では得られにくいものばかりです。
漫画は大反響を呼び、ツイッター上で1万件以上の“いいね”が集まりました。またリプライ(返信)には、「引きこもりだったのに思い切りが良すぎてすごい」「行動できたこと、本当に素晴らしいと思います! 私も見習わなければ!!!」「自分のことみたいで、悲し面白いんですけど、私スカイダイビングする勇気ないのですごいじゃんタワシちゃん(←馴れ馴れしい)ウェイウェイって気分で、若者の側に立って読んでました」など、称賛の声が多数。
また、「私はスカイダイビングで味をしめてバンジージャンプに手を出そうとしています」「飛ぶと何かが変わると思ってやりたいことに挙げるんですよね(ソース:私)。私はバンジーやったなぁ……何も変わらなかったけど、ちょっとすっきりする時期が来る」など、同じような経験をしたことがある人からの感想も寄せられていました。