イベントが続く年末年始にかけて、暴飲暴食に注意したいところ。そこで覚えておきたいのが、“超燃焼系”のエクササイズです。今回は「食べたものをなかったことにするトレーニング」初級編と題し、短時間でも高い消費カロリーが期待できるエクササイズをご紹介しましょう。元バレーボール選手で、現在は都内で女性専用のパーソナルジムを主宰する滝沢ななえさんに教えていただきました。

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消費カロリーアップには多関節運動と心拍数があがる運動が効果的

　イベントの多い12月。クリスマスや忘年会などで、今年は久しぶりに外食の機会が増える方が多いと思います。そうなると気になってくるのが、イベント太り。お正月も控えているだけに、イベントを楽しみつつ、体の変化にはできる限り抗いたい!!　……ですよね。

　そこで今月は2回にわたり、短時間なのにしっかりとカロリーを消費する運動をご紹介しましょう。“消費カロリーをアップする運動”のポイントは、「一度にたくさんの関節を動かして」「息をしっかり上げる」ことです。

　まず、一度にたくさん関節を動かす運動のことを「多関節運動」といいます。いろんな関節を動かすことは、たくさんの筋肉を使っているということ。ですから消費カロリーを上げたい方や、運動不足が気になる方にピッタリです。

　次に「息がしっかり上がる運動」とは、心臓がバクバクする、つまり心拍数が上がる運動です。少し専門的なお話ですが、痩せやすい心拍数はその人の最大心拍数（1分間に発揮することのできる心拍数）の40～60％といわれています。それを体感的な目安でいうと、運動しながらギリギリ会話ができるくらいの、「しっかり息が上がった状態」になるのです。

　今回紹介するトレーニングは、「スクワット」「前後ランジ」「マウンテンクライマー」の3種目。これをそれぞれ40秒間、ノンストップで行います。

【“超燃焼系”エクササイズ】
1. スクワット　40秒（＋休憩20秒）
2. 前後ランジ（右）　40秒（＋休憩20秒）
3. 前後ランジ（左）　40秒（＋休憩20秒）
4. マウンテンクライマー　40秒

　1種目ごとに20秒の休憩をはさみながら、3種目続けて行うことで、心拍数をアップ！　「食べたものをなかったことにする」気持ちで、どんどん燃やしましょう！