からだ・美容
髪の静電気なぜ起きる? “頭皮ケア”もポイント 効果的な予防法を専門家に聞いた
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寒くなって空気が乾燥し始める冬の季節、静電気で髪がまとまらないという経験をしたことはありませんか? 洋服の脱ぎ着をする度に髪が絡まったり、ブラシでとかすと髪がふわっと浮いてスタイリングが台無しになったりすることも。そこで、東京・新橋のメディカルヘアサロン「LonaLona(ロナロナ)」で活躍する美容師の藤巻正典さんに、髪の毛に静電気が起こる原因や予防策、マフラーや帽子でペタンコになった時の対処法について教えていただきました。
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髪の静電気は“潤い不足”が原因 効果的な予防策は
著しく乾燥し、潤いが失われた髪の毛は、静電気が発生しやすくなります。水分が少ない髪はキューティクルが傷みやすいので、パサついた髪と髪が摩擦することで静電気が起こりやすくなるのです。
こうした髪の毛の静電気を抑えるための対処法は2つあります。
○髪にヘアミストを軽く振りかけ、天然毛や木製のブラシを使ってとかす
静電気が収まりやすくなります。
○保湿力の高い頭皮用の美容液でケアする
髪の毛だけでなく頭皮も乾燥している場合が多いためです。全体にまんべんなくつけることで、静電気が収まることがあります。
その他に、洗髪時に気をつけた方が良いことも。
○シャンプー
洗浄力の少ないアミノ酸系のものがおすすめです。特に、泡がやわらかいタイプが良いでしょう。全体に泡立てたら髪に泡をなじませるようにして、冬場はあまりこすらないようにしてください。また、しっかりと洗い流しましょう。
○トリートメント
頭皮についても良いオーガニック系のものがおすすめ。アミノ酸系のトリートメントには内部補修成分も含まれているので、保湿力を高めることができます。