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忘年会を上手に断るポイント3つ 参加したくない理由にコロナ禍の影響は少数派
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コロナ禍で迎える3度目の忘年会シーズン。第8波により感染者数が増加している中、忘年会の自粛傾向に関するニュースも多く報じられています。とはいえ、テレワークの普及で同僚や上司と顔を合わせる機会が減った人も多い今、忘年会は貴重な対面イベントという考え方もあるでしょう。そこで、全国の10代から60代以上のYahoo! JAPANユーザー2000人を対象に忘年会に関するアンケート調査を実施。結果を基に、マインドトレーナーで株式会社コレット代表取締役の田中よしこさんに解説していただきました。
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会社の忘年会はなぜ開催されるのか?
新型コロナウイルスにより大きく変化した生活。時間差出勤やテレワークを推奨する職場も多く、オンライン会議でのマナーなども注目されるようになりました。もちろん日常生活でも、買い物時のアルコール消毒と検温などが基本に。感染防止に配慮した行動がすっかり身についたという人も多いでしょう。
しかし、コロナ禍の収束は見えず、11月中下旬辺りから「第8波」の襲来が盛んに報じられています。厚生労働省の発表によると、12月18日時点の新型コロナウイルス感染者数は全国で13万6237人(数値は速報値)。こうした状況での忘年会シーズン真っ只中ですが、行動規制の緩和を受け、開催自体が不可能というわけではありません。そもそも、企業が忘年会などの催しを行う背景にはどのようなことがあるでしょうか。田中さんによると、組織力を円滑に高めたい意識があると考えられるそうです。
「“飲みニケーション”と言われるように、仕事場以外の場所で日頃できない話や役職者の方など日頃接点のない人たちと会って話せる場として有効な機会です。勤務中はおしゃべりに花を咲かすというわけにはいきませんので、そういった意味で忘年会や新年会でコミュニケーションを取り、組織力も円滑に高めてもらいたいという会社の思いがあるのでしょう」
忘年会を「開催しない」と回答した人は66.9%
そこで12月9日~10日、全国の10代から60代以上のYahoo! JAPANユーザー2000人を対象にアンケート調査を実施。今年の忘年会を「開催する」と答えた人は17.9%、一方で「開催しない」は66.9%、「まだ分からない」が15.2%という結果になりました。
また開催の有無にかかわらず、忘年会への参加意向を問う設問では、「はい」が24.2%、「どちらでもない」が19.6%、「いいえ」が56.3%という結果に。5割以上が忘年会に消極的なようですが、「はい」と回答した人の理由としては、「社員同士交流ができるから」が17.4%、「親睦を深めたいから」が14.1%と、やはりコミュニケーションを重視する声が多くありました。