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驚きの仕掛けに1.7万人感動 サプライズクッキーから出てきたのは? 販売希望の声も
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中からプレゼントが出てくる仕掛けに試行錯誤
山本さんが最もこだわったのは、もちろんクッキーの中に忍ばせていたテディベア。割って出てきた時に一目で分かるものをイメージしながら、いくつも試行錯誤して作ったそうです。
「今年の春に作ったパカッと割る卵のアイシングクッキーが個人的に傑作だったので、同じ技法を使って楽しいサプライズクッキーができないか考えていました。そこで、クリスマスシーズンなこともありギフトボックスをモチーフに『箱の中のプレゼントは何だろう?』というワクワク感のあるものを作りたいと思いました」
また、アイシングクッキーはデコレーションそのものではなく、実は準備と乾燥に時間がかかるとのこと。必要な色の数だけアイシングクリームを着色し、デコレーションに合わせてクリームの固さを調節。一つひとつ絞り袋に詰めたらいよいよデコレーションの開始となります。
今回のアイシングクッキーは、完成まで1時間ほどかかったそうです。丁寧に時間をかけて作ったクッキーは、見た目のかわいさだけでなくお味もバッチリ。
「ほんのりココア味で、ちょっと硬めの歯応えあるクッキーになりました。ブラックコーヒーと一緒にボリボリ食べるとおいしいです!」
きっかけは「子どものためにかわいいお菓子を作ってあげたい」
アイデア満載のクリスマスプレゼントで楽しませてくれた山本さん。大学では美術を学び、一時は作家を夢見たこともあったそう。培ってきたセンスを生かし、「子どものためにかわいいお菓子を作ってあげたい」という思いでアイシングクッキーを作り始めました。
「作っているうちにどんどんのめり込んで、アイシングクッキーであれもこれも作ってみたいとクリエイティブな感覚がむくむくと自分から生まれてきました。そこで、『自分なりに表現したいものがあったんだ』と気づきました。アイシングクッキーを作るコツは、アイシングクリームの適切な固さを知ること。アイシングの水分調節ができていないと、いくら練習しても思うように上達しません」
山本さんのアート魂が込められた渾身のアイシングクッキー。作る時には「プレゼントにできるようなデザイン」になることを常に意識しているそう。かわいらしい作品の一つひとつからは、誰かを思いやる優しさが伝わってきます。
そんなアイシングクッキーの作り方は、YouTubeチャンネル「Fiocco Icingcookies&Arts『アイシングクッキー作家Fiocco』」やインタグラム(fiocco_cookies)でも楽しむことができますよ。
(Hint-Pot編集部)