ライフスタイル
お正月に飾る花 縁起の良い植物は? 寒い季節に咲くものも コーディネーターに聞いた
公開日: / 更新日:
教えてくれた人:のなか りえこ
クリスマスが終わると、一気にお正月モードになりますよね。正月飾りだけではなく、花を飾って、新年に華やかさをプラスしたい人も多いのでは。お正月に飾るには、どんな花が良いでしょうか。フラワー&グリーンコーディネーターののなかりえこさんに伺いました。
◇ ◇ ◇
縁起が良いと伝えられる代表的な正月花
新年を迎えるにあたり、玄関先に門松やしめ飾りなどを飾るご家庭は多いと思います。お部屋の中にも花を飾り、新たな気持ちで新しい年を迎えましょう。お正月におすすめの花、由来などを紹介します。まずは古くから縁起が良いといわれているものです。
○松
常緑樹である松は、青々とした姿が不老長寿の象徴として、昔から縁起の良いものとされてきました。「神を待つ」や「神を祀る」ことから、お正月の門松にも使われます。松といっても、まっすぐ上を向いた若松、枝の先端に短い葉が密集した三光松などさまざまな形状があるので、アレンジしやすいものを選ぶと良いでしょう。
○梅
まだ寒い季節にいち早く春の訪れを告げるように花を咲かせることから、出世の象徴とされてきました。また開運や良縁に恵まれるともいわれ、縁起の良い花として親しまれています。梅は大きく分けると、花を観賞するための「花梅(はなうめ)」と、大きな実をつける食用の「実梅(みうめ)」があります。
○菊
古来、邪気を払い長寿延命の効能があると信じられてきました。「菊を飾ると福が来る」といった言い伝えもあるほど縁起が良い花です。菊は園芸の観賞用として昔からある「和菊」、切り花として欧州から入ってきた「西洋菊」があり、花店にはバリエーション豊富な西洋菊が多く出回っています。花持ちも良いので長く楽しめるでしょう。