どうぶつ
保護ねこからカフェの看板猫へ 店主のことが大好きすぎるチョビひげにゃんこの幸せな日々
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譲渡会でねこ初心であることを相談 後日対面することに
そんなお茶目ななつ先生と阿部さんとの出会いは今から約7年前。ある保護団体が開催した譲渡会がきっかけでした。もともと動物好きだったという阿部さんは、「いつかねこを飼いたい……」そんな想いをずっと胸に抱いていたそうです。
ペット可の物件に引っ越してきたのをきっかけに、その想いは大きく膨らんでいったそう。しかしその一方で、今までねこを飼ったことがなかった阿部さんは、ひとり暮らしの自分がねこをちゃんと飼っていけるのか……。そんな不安も心の片隅にあったといいます。「飼うかどうかは別としてまずは話を聞きに……」そう思って譲渡会に参加したのだとか。
「譲渡会の時、この子(なつ先生)はいなかったんです。でも、これまでねこを飼ったことがないことを団体の方に相談したら、この子だったら大丈夫なんじゃないかなと後日連れてきてくださって」
それが阿部さんとなつ先生との最初の出会いでした。
初めは警戒し合っていたけど今では信じられないほど仲良しに
初めて会った時の印象をお聞きすると、「なんかどっちも警戒してましたね……」と阿部さん。
最初は、探り探り。けれど、次第になつ先生は心を開いていってくれました。そして、今ではすっかり阿部さんにデレデレ。ようやく叶ったねことの暮らしは、想像以上に楽しく、そして賑やかだったのだそう。
「ねこってクールで近寄ってこないもの、かまってほしいときだけこっちに来るっていうものだと思っていたんですけど……。全然そんなことはなく、常にかまって、かまって状態(笑)。そのへんのギャップは大きかったですね。ほんとによく喋る子です」
なつ先生は、家具などで爪をとぐことはなく“爪とぎ”を使い、トイレもしっかりできるおりこうさん。「最初はいろいろやられちゃうんじゃないかって覚悟して飼い始めたんですけど、全然そんなことはなかったですね」と言いながら、阿部さんは優しくなつ先生を撫でます。
家にいても店にいてもずっと阿部さんの後をついてまわるなつ先生は、生粋の甘えん坊。
「とにかくニャーニャー鳴きます。たぶん、自分のこと人間だと思ってるんです!」
お店でのなつ先生の様子はというと、常に阿部さんを目で追い、カウンターの中に入ってしまった阿部さんを扉越しに見つめています。もうこれは少女漫画かと思うほどの一途な恋心。
「ニャーニャーうるさくて……」という阿部さんですが、「かまってかまって」と行く先々にやってくるなつ先生へ向ける目はとても優しいのでした。
公式サイト:http://mo-free.com/
(猫ねこ部)