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仕事・人生

和田明日香さん「自分を大切にすることを当たり前に」 家族と仕事が円満になる思考法

公開日:  /  更新日:

著者:和栗 恵

(左から)平野レミさん、和田明日香さん
(左から)平野レミさん、和田明日香さん

 義父母はイラストレーターの和田誠さんと料理愛好家の平野レミさん、義兄夫婦はロックバンド「TRICERATOPS」のボーカル・和田唱さんと俳優の上野樹里さん。料理家・和田明日香さんの家族は著名人がたくさん。親戚付き合いが増えるこの季節、華やかな一族の中で和田さんはどのような関係性を築いているのでしょうか。素顔に迫る全3回の短期連載インタビュー、2回目の今回は家族について、そして家族との関わりも深い仕事について詳しく伺いました。

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テレビ以上にすごい!? 姑・平野レミさん

 一緒に仕事をすることもある、お義母さんのレミさんとの関係は一言で表現すると、「可もなく不可もなく」。お義母さんはテレビで見るイメージとほとんど変わりません。もちろんテレビよりも普段の方が正直で、思い立ったらすぐに行動して口に出すタイプ。

 お義母さんの話になると、ネットで話題になったという「まるごとブロッコリーのたらこソース」についても聞かれることが多いのですが、私たち家族にとってあの料理は普通。事前に試作品も食べているのですが、誰も何の疑問も持っていなかったんです。

 だから、生放送中にブロッコリーが倒れたのを見た時にソースが飛び散ったことよりも気になったのは、お義母さんもさすがに慌てたのか、明らかに足をグキッとひねっているのが見えて。「あ、やっちゃったな」と。とにかく、そっちの方が心配でした。

 その後、ネット上でブロッコリーのことがめちゃくちゃ話題になった時に「あの料理、おかしかったんだ」って気づいたんです。ちなみに、揚げ物を洗濯バサミでぶら下げたりとかは、さすがに家ではやりません(笑)。

 普段の食卓では普通に、ゴマ和えとか、きんぴらとか、コロッケとかシンプルでおいしい料理も作ってくれています。

夕食が完成したら義母のレミさんに連絡 家族だから当たり前のこと

 ケンカをしないのか聞かれることもありますが、嫁姑で意見が合わないことももちろんあります。そういう時はお互いに意見を言い合って、「そうか、お義母さんは(明日香は)そう思うんだ!」って納得し合って終了。

 私は嫌なことは後回しにしたり、ちょっとぼーっとしたりしてから動くタイプなんですけど、お義母さんは思い立ったら即行動タイプ。なので、そもそも噛み合わないというか、性格が違いすぎるというか。そこを互いに理解しているので、逆にお義母さんと性格が近い夫の方がよくケンカしている気がします。

 それでも、みんなでごはんを食べれば元通り。我が家の夕食前には、お義母さんに電話をかけることがお約束です。「ごはんできたけどどうする?」って聞いて、お義母さんが家に1人でいれば食べにくるし、いなければいないで「そっか」で終了。

 お義母さんに声をかけることを、面倒だとは一切思いません。だって家族だから。私にとって、家族一緒にごはんを食べることは当たり前のことなので。

 義兄夫婦とも普通の親戚付き合いをしていますよ。樹里さんは気取ったところがなくてすごく自然な方。もちろんとても活躍されている俳優さんなので、スペシャルな感覚を持っていることも感じる反面、きちんと足が地についている。日常のこともすごくしっかりしていて、特別な気持ちで接したり緊張したりしなくても一緒にいられる人。家族になれて本当にうれしいです。