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仕事・人生

はんにゃ川島 なぜ“だしパック”に目覚めたのか がん闘病以外にも理由が

公開日:  /  更新日:

著者:和栗 恵

はんにゃ川島ofレジェンドさん。だしにこだわった料理YouTubeが大好評【写真提供:はんにゃ川島ofレジェンド】
はんにゃ川島ofレジェンドさん。だしにこだわった料理YouTubeが大好評【写真提供:はんにゃ川島ofレジェンド】

 お笑いコンビ「はんにゃ」の川島ofレジェンドこと川島章良さん。32歳だった8年前に腎臓がんが発覚し、手術とリハビリ生活を経て2020年に“がん卒業”を発表しました。並行して、2018年には持ち前の料理センスを生かしYouTubeチャンネル「はんにゃ川島だしっ!」を開設。さらに自身が考案した「だしパックダイエット」でも注目されています。料理と関係する活動に至った背景には、がん闘病の経験以外に子ども時代の環境もあったようです。そこで語っていただいたのは料理と健康。今回の前編は、かねてから推している“だし”についてです。

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父親の実家は祇園の京懐石料理店 母親は料理上手

 僕、昔から料理が好きだったんです。たぶん最初に台所に立ったのは、小学校3年生くらいの時だと思います。父親の実家が祇園(京都府京都市東山区)で京会席の料理店をやっていたので、「料理の道に進むのもありだな」なんて思っていたことも関係しているかもしれません。

 母親も手料理が好きで、上手でした。よくパンを焼いてくれたり、ニンジンクッキーを作ってくれたりして、いつしかそれを手伝うようになって……いわゆる「男が台所に立つなんて」っていう昭和的な考えはまるでなかったですね。

 そうしたこともあって、実は密かに“はんにゃ川島=料理ができる芸人”っていうランクアップを狙っていたんです。「さんまのSUPERからくりTV」(TBS系)で料理を披露させていただく機会があったので「これは!?」と思っていたのですが、なかなか評価されなくて。「もっと自分にしかできないものを」と考えて行き着いたのが、だしパックでした。