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初詣はいつまでに行く? 参拝の目安は意外と長い おみくじや破魔矢の正しい作法も

公開日:  /  更新日:

著者:鶴丸 和子

破魔矢とは 由来や置き方、処分方法

破魔矢と絵馬(写真はイメージ)【写真:写真AC】
破魔矢と絵馬(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 おみくじと同様に、初詣で人気の破魔矢。お正月の縁起物として社寺で授与されます。「魔を射る」という名から厄除けをするための矢のことです。男の子の初節句や家の棟上げ(上棟式)などでも飾られます。破魔矢には絵馬も付いてくることがあります。絵馬には願い事を書き奉納しましょう。

 破魔矢は持ち帰って、家の神棚、床の間、玄関、リビングなどに飾ると良いでしょう。気をつける点は、矢の先を上に向けないこと。上を向いていると天の神様を射ることになり、好ましくないとの見解からです。矢の先の方角は、諸説ありますが、その年の凶の方角(2023年は西)に向けて飾ると良いといわれています。

 初詣で授与された破魔矢は、翌年に授与された社寺に返します。1月15日のどんど焼き(左義長)で焚き上げをする神社が多いので、その期間を目安にすると良いでしょう。

(鶴丸 和子)

鶴丸 和子(つるまる・かずこ)

和文化・暦研究家。留学先の英国で、社会言語・文化学を学んだのをきっかけに“逆輸入”で日本文化の豊かさを再認識。習わしや食事、季節に寄り添う心、言葉の奥ゆかしさなど和の文化に詰まった古の知恵を、今の暮らしに取り入れる秘訣を発信。
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