育児・家族
気になるお年玉事情 キャッシュレス時代でもお年玉は現金が主流 相場価格はいくら?
公開日: / 更新日:
教えてくれた人:橋浦 多美
お正月はめでたい行事が続きますが、子どもたちにとってのビッグイベントといえば、お年玉でしょう。ここ数年はコロナ禍で帰省を控える傾向にありましたが、2023年のお正月は親戚などが集まる機会も増えるのでは。お年玉をあげる側としては、相手の子どもが何歳になったら、または何歳まで渡すべきなのか年齢に迷うこともあるでしょう。またいくらあげたら良いか金額も気になるところです。そこでお年玉をあげたことがある2000人を対象に「お年玉に関するアンケート」を実施。その結果をもとにファイナンシャルプランナーの橋浦多美さんに「現代のお年玉事情」について取材しました。
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2000人調査 相手が「保育園、幼稚園児になったらあげる」が最多
アンケートは2022年12月9日~10日、お年玉をあげたことのある全国10代から60代以上のYahoo!JAPANユーザー男女2000人を対象に実施しました。
まず「相手が何歳になってから、お年玉をあげ始めましたか?」については、「保育園、幼稚園から」が38.6%と最多に。これに続くのが「小学生から」の24.9%、さらに「0歳から」が24.1%となり、0歳から小学生のタイミングでお年玉をあげ始める人が全体の約9割になりました。少数ではありますが、相手が中高生や大学生、社会人になってからといった人も。
上記の結果についてファイナンシャルプランナーの橋浦多美さんにお話を伺いました。
Q. 子どもにお年玉を渡すのに妥当な年齢はあるのでしょうか?
「最近は金融教育も少しずつ始まり、知育おもちゃでは低年齢から遊べるレジスターやお買い物ゲームのようなものもあるので、お年玉をあげるのは3歳くらいからが妥当と考えます。ただ家によって風習もありますので、分かる、分からないにかかわらずあげるという方も多いと思います。0歳児にお年玉は分かりませんから、子どもというより親に対する義理のような感覚であげる人が多いのでは。自分の子どもがもらっていたので、甥っ子や姪っ子が生まれたら自然にあげるといった流れです」(橋浦さん)
お金そのものを理解していない0歳児には、お年玉をお小遣いとして渡すのではなく、例えばお中元やお歳暮のような日本古来の慣習、風物詩的な意味合いが強いようです。
お年玉は何歳まであげる? 「決めていない」人が多数
一方で、何歳までの子どもにお年玉をあげているのでしょうか? お年玉を渡す年齢については「決めていない」が49.6%と約半数近くに。「決めている」と答えた人の36.0%を上回りました。
「決めている」人の中で最も多かったのが、渡す相手が「成人するまで」の22.9%。2番目が16.1%の「高校生まで」で、「中学生まで」は3.1%、「小学生まで」は1.3%と少数派でした。