Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

からだ・美容

後ろ姿を若見え! 垂れた“ピーマン尻”をよみがえらせるヒップアップエクササイズ

公開日:  /  更新日:

著者:滝沢 ななえ

元バレーボール選手で現在はパーソナルトレーナーの滝沢ななえさん【写真:荒川祐史】
元バレーボール選手で現在はパーソナルトレーナーの滝沢ななえさん【写真:荒川祐史】

 ほぼ動かなかった、食べすぎてしまった……そんな年末年始の休みから心身ともに目覚めてきた頃でしょう。「Hint-Pot」の正月明けエクササイズ集中連載4日目のテーマは、女性なら誰でも気になるおしり。ボリュームがなく、垂れて四角くなったいわゆる“ピーマン尻”は、加齢に伴うよくある変化の一つでもあります。そこで、女性専用のパーソナルジムを主宰する元バレーボール選手の滝沢ななえさんが、ヒップアップのエクササイズを伝授。もう一度、丸くプリッと上がった“桃尻”を目指しましょう!

意外と知らない汗と臭いの関係 「もしかして臭ってる?」 みんなが悩む“汗あるある”

 ◇ ◇ ◇

“ピーマン尻”はおしりの劣化 1日7000歩を目標に

 年齢を重ねるとともに、変化が気になる部分といえばおしり。弾力がなく、重力に負けて垂れてしまった“ピーマン尻”は、実は普段から歩くことが少なかったり、座っている時間が長かったりすることによる“おしりの劣化”です。

 おしりの筋肉は、歩いたり、走ったり、階段を上り下りしたりする際、脚とともに使われています。ところが、普段から歩かない上、エスカレーターやエレベーターに頼り切った生活を続けていると、おしりの筋肉を使う機会は減少。筋肉がどんどん細く弱くなり、おしりのフォルムがそげていきます。

 また、おしりの筋肉が担う大切な役目の一つが、骨盤を支えることです。筋肉が弱くなると骨盤を正しいポジションで維持できなくなり、どんどん後ろに傾いて「骨盤後傾」に。すると、おしりのトップの位置が下がり、全体が垂れた印象になるのです。骨盤のゆがみは、筋肉の働きにも悪影響を及ぼします。歩いたり走ったりする時もおしりの筋肉をうまく使えず、さらにおしりがゆるんで平べったく、垂れてしまうのです。

 よく「1日1万歩は歩きなさい」とのフレーズを耳にしますよね。健康体をキープするにはやはり理想は1万歩、少なくとも7000歩といわれています。試しに、スマートフォンのアプリやスマートウォッチなどで、1日の歩数をカウントしてみてください。意外と歩いていないことに気づくと思います。

 ヒップアップを叶えるには、筋トレ以前に、よく歩き、階段を使う生活を送ることが不可欠。日々の一歩一歩がおしりに効いている! と思って、普段から積極的に脚を使っていきましょう。