厚手の紙をポリエチレンで両面ラミネートすることで、防水性の高さを実現させた牛乳パック。災害時の代用食器や生魚などをおろす際の代用まな板など、さまざまな場面で活躍します。また、汚れやすい冷蔵庫内を清潔＆快適に保つためにも役立つのだそう。整理収納アドバイザーの伊藤まきさんに、牛乳パックの活用術を教えていただきました。

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セパレーター代わりに使えば汚れ知らず

　牛乳パックを使用する際は、中をきれいに洗い、完全に乾かしてから使うのがお約束。牛乳を飲み終わったらそのまま放置せず、中に水を注いで口を閉じてよく振って洗うことを繰り返し、水が透明になるまでしっかりと洗いましょう。折り目の部分に牛乳が残っていると、臭いが気になることがあります。

○牛乳パック側面の一辺を切り取り、横に長い長方形の箱型に
　冷蔵庫の野菜室で引き出しのセパレーター（仕切り）にするとぴったり。ほどよいサイズで細かい野菜類も見やすく、野菜室を汚さずに保存することができます。

○牛乳パックの上部をカットし半分程度の高さに
　冷蔵室のドアポケットの仕切りにおすすめです。液垂れしやすいケチャップやマヨネーズ、めんつゆなどを入れるのにちょうど良いサイズ。液垂れで汚れてきたら、牛乳パックを取り換えるだけで済みます。また、野菜は育ってきた環境に近づけて収納すると長持ちするとされています。キュウリやアスパラガス、ネギなど棒状の野菜を立てて保存したい時は、牛乳パックを使うといいでしょう。

「牛乳パックをそのまま使うのは、おしゃれじゃないから嫌」という声を耳にすることもあります。そこでおすすめしたいのは、100円均一ショップなどで販売されているリメイク用のシート。色と柄を統一すれば見た目がすっきりします。便利なアイテムを上手に利用して、おしゃれ冷蔵庫を目指すのもありでしょう。

（和栗 恵）