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花粉に一番悩んでいるのは福島県民 47都道府県の花粉症の悩みとケア実態

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

シーン別の花粉ケアとは

 同調査結果を受けて、埼玉大学大学院教授の王青躍先生は、花粉ケアについて、「外出時」「帰宅時」「在宅時」に分けて説明しています。

【外出時の花粉ケア】
1. 花粉飛散期かつ大気汚染が激しい日には不要不急の外出を避けて、花粉・アレルゲン粒子や汚染物質への暴露を減らすこと
2. 激しい運動から軽い運動(例:ジョギングを散歩へ)へ変更すること
3. 汚染が激しく、交通量の多い沿道での運動を避けること
4. 外出する際にはPM2.5やPM1.0に対応したマスクを着用すること

【帰宅時の花粉ケア】
 原則として、花粉を外から持ち込まないことが重要です。
1. 外で衣類に付着する花粉を払ってから、上着を玄関で脱ぐこと
2. 帰宅後は手洗いやうがいを徹底すること
3. できれば、手洗いに加え、お風呂やシャワーを浴びて、洗髪など、清潔な身体で入室すること
4. 定期的に高性能の掃除機を用いて、部屋の風の立たない、角、玄関などでの掃除を行うこと

【在宅時の花粉ケア】
1. 窓を開け、換気時に気をつけること。特に帰宅後はドアや窓を閉め、風が通る隙間もふさぐこと
2. 花粉・アレルゲン粒子の放出や大気汚染が激しい日には、屋内も高濃度になる可能性があるため、特に寝室など長時間過ごす部屋にはPM2.5やPM1.0さらに超微小なナノ粒子の除去が可能な空気清浄機を設置すること
3. 花粉の時期には室内の床を濡れタオル、乾いたタオルで二度拭きすること
4. 花粉の破裂を念頭に、設置位置を適切な高さにキープして、加湿器の設置等を上手に取り入れること
5. 十分な睡眠時間をとること

 上記は対応策の事例ですが、花粉やアレルゲン物質に対する正しい知識を理解することも重要です。

 これから暖かくなるにつれて、本格的な花粉シーズン迎えます。少しでも症状を軽くするために今のうちに準備をしておきましょう。

(Hint-Pot編集部)