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冬が旬のレモン 体にうれしい栄養素はビタミンCだけではない? おいしい活用法とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:和漢 歩実

レモンのおいしい食べ方、活用方法

塩漬けにしたレモン(写真はイメージ)【写真:写真AC】
塩漬けにしたレモン(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 レモンは酸味が強いことから、ミカンのようにそのまま食べることは難しいですが、果汁を料理にかけたり、レモン水などの飲み物にしたりするとおいしくいただけます。幅広く使うには、塩や砂糖(ハチミツ)に漬けておくこと。皮ごといただくので、できれば国産のものや無農薬のものを選ぶと良いでしょう。

○砂糖漬け
 よく洗ったレモンをくし形や輪切りにして、保存容器に砂糖(ハチミツ)と交互に入れます。一晩冷蔵庫で保存して、1日1回は混ぜましょう。およそ5日で食べ頃になります。寒い時期はお湯で割るとおいしいホットレモネードに。

○塩漬け
 レモンをよく洗い、くし形や輪切りにカット。水気を切った後、保存容器に塩と一緒に入れて、冷蔵庫で保存します。1日1回は容器を振りましょう。1週間後から肉料理や魚料理にも合う調味料として使えます。

 また、レモンは魚介類独特の生臭さを消すために調理で使われることも。これはアルカリ性である魚介類の臭いがレモンの有機酸で抑えられるからと考えられます。また、下処理で肉と一緒に揉み込んでおくとやわらかい仕上がりになるので、ぜひ活用しましょう。

(Hint-Pot編集部)

和漢 歩実(わかん・ゆみ)

栄養士、家庭科教諭、栄養薬膳士。公立高校の教諭として27年間、教壇に立つ。現在はフリーの立場で講師として食品学などを教える。現代栄養と古来の薬膳の知恵を取り入れた健やかな食生活を提唱。食を通して笑顔になる人を増やす活動に力を注いでいる。
ブログ:和漢歩実のおいしい栄養塾