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からだ・美容

男性ホルモンを低下させない工夫とは 男性更年期の対処法 医師が解説

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:小山 太郎

40歳を過ぎたら要注意。男性更年期にはさまざまな症状が(写真はイメージ)【写真:写真AC】
40歳を過ぎたら要注意。男性更年期にはさまざまな症状が(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 女性特有のものと思われてきた更年期症状でしたが、男性であっても起きる可能性があることも知られてきました。しかし、「もしかして、自分は男性更年期かも……」と思っている男性たちには複雑な心境があるようです。株式会社ツムラが行った「男性の更年期に関するイメージと実態調査」によって、更年期症状を自覚する男性には「言いにくい」「認めたくない」「対処法がわからない」という3つの課題があることが判明。周囲がサポートしてあげられることは? Dクリニック新宿院の院長で医師の小山太郎さんに、男性更年期症状の判断目安や対策を伺いました。

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男性更年期の3つの課題とは?

 株式会社ツムラは、2022年11月に20代から60代の男性を対象に「男性の更年期に関するイメージと実態調査」を実施しました。

更年期症状に対する意識【画像提供:ツムラ】
更年期症状に対する意識【画像提供:ツムラ】

 まずは、更年期症状を自覚する男性に「更年期症状に対する意識」を聞いています。それによると、症状を自覚しながらも「周りに言いにくい」と感じている男性は「そう思う」(15.0%)、「ややそう思う」(48.0%)を合わせて63.0%となりました。また、「症状があっても認めたくない」は、「そう思う」(14.0%)と「ややそう思う」(44.0%)を合わせて58.0%に。どちらも6割前後の人が抱え込んでいる傾向にあることがわかります。

 次に、「更年期症状への対応」について見ていきましょう。「自身の更年期の症状について、どのように対応しているか(複数回答可)」という設問では、症状を自覚しているのに「我慢する/何もしない」と回答した人は34.0%。また、その理由を問う設問では「どのように対処すればいいかわからない」が55.9%にも上りました。

 更年期症状を自覚する男性には、「言いにくい」「認めたくない」「対処法がわからない」の3つの課題があることがわかります。