毛を逆立てて、体を弓なりにした“やんのかポーズ”でカメラを威嚇するねこ。今にも「シャー！」という鳴き声が聞こえてきそうです。実は、飼い主さんが披露したある“東京土産”に驚いたそうなのですが……？　ツイッターで5万件超の“いいね”を集めた写真について、飼い主の秀（@hide_pau）さんに詳しいお話を伺いました。

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“耳付きフード”をかぶって見せたら…“鬼の形相”でブチギレしたシロウくん

　秀さんは、漫画の構成やネーム制作をメインに活動している漫画家です。来たる3月9日（木）には、これまでツイッターで発表してきた愛猫との漫画をまとめた「レオとシロウのドタバタ猫日記」（KADOKAWA刊）の発売を控えています。「Hint-Pot」でも以前、愛猫への思いと覚悟を綴った感動の漫画や自作したねこのおもちゃの悲しい結末を描いた作品を紹介しました。

　今回の主役は、そんな秀さんの漫画でたくさん描かれてきた愛猫の一匹、白黒長毛の男の子で4歳の「シロウ」くんです。注目を集めたのは、毛を逆立てイカ耳になって威嚇するシロウくんをとらえた1枚の写真。まるで“鬼の形相”と言いたくなるような迫力のある怒り顔です。その一方で、シロウくんの後ろには、呆気に取られている同居ねこ「レオ」くんの姿が。いったい、何が起こったのでしょうか？

「“東京土産”のフードをねこたちに見せようとかぶったときのことでした。フードに付いていた耳にびっくりしたのか、シロウくんが突然威嚇したんです。それを見たレオくんは、驚いて固まっていました」

　秀さんは、「うちのヤマアラシ見て」とのメッセージを添えて写真をツイッターに投稿。すると、5万件超もの“いいね”を集めました。

　リプライ（返信）には「ブチギレw」「シャーッって聞こえてくる」「ひゃー！　お毛毛がすごいことに」「ポケモンバトル！」など、シロウくんの迫力ある威嚇に驚きの声が。また、「奥からの静かな圧もなかなかw」「前の子が『ヤマアラシ』ならば、後ろの茶トラちゃんが『坊ちゃん』で」など、レオくんとの対比に注目する人からの声も寄せられています。

ちょっとした出来心が…愛猫から挙動を監視される事態に

　思いがけず、シロウくんに不信感を与えてしまった秀さん。フードを手に持っている間はずっとシロウくんに威嚇され続けたそうです。

「あそこまで威嚇されたのは、後にも先にもこのときだけだったのでちょっとへこみました」

　秀さんはその後、フードを隠すことに。するとシロウくんは行方が気になったのか、その間もずっと注意深く見守っていたそうです。そしてレオくんは、そんなシロウくんをずっと見張っていたのでした。

　おちゃめな秀さんの出来心を見届けるシロウくんと、その姿を冷静に見守るレオくん。家族の“連携プレー”は最高といえるのではないでしょうか？　シロウくんとレオくんの普段の様子は、秀さんのインスタグラム（leo_and_shiro）でも見ることができますよ。

（Hint-Pot編集部）