国立社会保障・人口問題研究所が発表した「出生動向基本調査（2021）」によると、日本では約75％の夫婦が恋愛結婚をしていることがわかっています。しかし、大恋愛の末に結婚したとしても、その愛情が長く続くかは別のお話。今回お悩みを寄せてくれたのは、愛情をたっぷり注いでくれていたはずの夫の心変わりに悩む30代女性。夫婦カウンセラーの原嶋めぐみさんがお悩みに答えます。

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22歳で結婚　2人の子どもに恵まれるも…

　神奈川県で2人の男児を育てる、専業主婦の角田加奈さん（仮名・33歳）。結婚して10年になる夫との関係に悩んでいるといいます。以下は加奈さんのお話です。

　私は専門学校を卒業後、一般企業に就職しました。当時、直属の上司として指導してくれたのが現在の夫です。夫は15歳年上で、とても頼りがいがあり憧れの存在でしたが、同じ部署にいる27歳の素敵な女性と付き合っていたので諦めていました。しかし、私が入社して半年も経たないうちに破局したと噂になったんです。

　それからは仕事後に2人で食事に行くことが増え、夫から告白されて付き合うように。「家庭を守ってほしい」と言われて、22歳で結婚と同時に退職し、専業主婦になりました。夫は、結婚してしばらくは変わらず優しく、年に2回は旅行をし、週末は一緒に買い物に出かけたり外食したりと、本当に大事にしてくれていたんです。

　そして24歳と26歳のときに男の子を出産。この頃からだんだんと夫の態度に変化が表れてきました。

夫から衝撃の告白　若い女性にしか興味がない!?

　私が30歳の誕生日を迎えた日のこと。子どもたちは思い思いのプレゼントを用意してお祝いしてくれましたが、夫からは「おめでとう」の言葉すらありませんでした。日々の忙しさにまぎれて忘れていたのですが、旅行をすることがなくなり、夫との会話も最低限。なので、勇気を出して夫に「何か私が気に障ることでもしている？」と聞いてみたんです。

　すると、夫は逡巡した後、衝撃の告白をしてきたんです。それは、若い女性にしか興味が湧かないということ。子どもを産んで体型が変わり、30代になった私は、夫から見て恋愛の対象どころか、妻としても見られないというのです。

　自分は48歳なのに、20代の若い女性じゃなきゃ価値がないと思っているなんて……。考えれば考えるほどつらいのですが、息子たちの手前、必死にその衝動を抑えて平静を装っています。夫が単身赴任中のため現在は別居中です。数年後には戻ってくる予定ですが、今後夫との関係を改善していく方法はあるのでしょうか。